日本市場での展開を本格化し、「Clinical Intent」を基盤とする「Asian Healthcare Intelligence」の実現を推進。「Ask Dx」を中核プラットフォームに、「One Asia」構想のもと日本と東南アジアの医師をつなぐ

シンガポール, 2026年10月6日 /PRNewswire/ — アジアで50万人超の医師資格の確認を受けた医師に向けた臨床AIプラットフォームを展開するDocquityは本日、血液内科専門医コミュニティ「血液内科 Pro」や医師専用の臨床相談コミュニティ「ヒポクラ」を運営する株式会社エクスメディオ(以下 exMedio)との戦略提携の深化を通じて、日本市場での展開を本格化することを発表しました。この取り組みは、アジアの医師が臨床現場で解決したい課題や、求めている情報、すなわち「Clinical Intent」を基盤とする「Asian Healthcare Intelligence」の構築というDocquityの目標を前進させるものです。DOCQUITY HOLDINGS PTE. LTD.およびDocquity Japan合同会社は、Docquityの臨床AIアシスタント「Ask Dx」を提携の中核に据える基本合意書(MOU)をexMedioと締結しました。

今回のMOUは、2025年に始まった両社の連携を土台としています。Docquityは同年、8万人超の医師が参加するexMedioの臨床相談コミュニティ「ヒポクラ」の会員向けに、Ask Dxの提供を開始しました。両社の関係は、AIツールの提供から、日本の医師に向けた臨床支援をともに構築し、日本と東南アジアの医師コミュニティをつなぐ段階へと進みます。

「Ask Dx」は医療従事者の臨床判断を支援することを目的としており、その判断に代わるものではありません。

 

「Clinical Intent」を基盤とする「Asian Healthcare Intelligence」

Docquityが目指すのは、アジアの医師の診療実態に根ざした、アジアの医療のためのインテリジェンス基盤です。その出発点となるのが「Clinical Intent」です。これは医師が臨床現場で解決しようとしている課題であり、医師が投げかける質問や探し求める知識に表れます。

Ask Dxは、医師一人ひとりのClinical Intentに応えます。さらに、市場や診療科を横断してClinical Intentを捉えることで、どのような医学情報が最も求められているかを把握し、そのニーズに応じた医学教育や臨床支援を提供することが可能になります。

確立された専門医コミュニティを有する日本は、この取り組みを本格化する次の市場です。

専門医コミュニティを運営するexMedioとともに日本での展開を推進

Docquityは、日本の医師がすでに利用しているコミュニティを通じて、日本市場での展開を本格化します。exMedioは2022年に「血液内科 Pro」を立ち上げました。現在では日本の血液内科医の6割以上が参加する、国内最大級の専門医コミュニティへと成長しています。exMedioは今後、このモデルを血液がん領域から固形がん領域へ展開していく予定です。

本提携は、exMedioの専門医ネットワークと日本の臨床現場への理解に、Docquityの臨床AIとアジアの医師ネットワークを組み合わせるものです。オンコロジー領域における知見共有と臨床支援に注力し、日本の医師からのフィードバックを反映しながらサービス開発を進めます。

中核プラットフォームとしての「Ask Dx」

Ask Dxは、本提携の中核プラットフォームです。exMedioのコミュニティで医師が学び、相談し、医学情報を探索する場に組み込み、日々の診療の中で活用できるようにします。

専門医コミュニティに蓄積された経験知とAsk Dxを組み合わせることで、医師が診療の状況に応じて、必要な知識へ迅速にアクセスできるようにすることを目指します。

個別のサービス・機能・提供時期については、別途発表します。

「One Asia」:日本と東南アジアをつなぐ

「One Asia」は、医師コミュニティに蓄積された知識や経験を国境を越えて活用するための、Docquityの構想です。Asian Healthcare Intelligenceの基盤となる医師コミュニティをつなぎます。本MOUのもと、DocquityとexMedioは、日本と東南アジアの医師コミュニティ間における交流や知識共有の可能性を探っていきます。

アジアの医師は、増え続ける医学知識を把握しながら、それぞれ異なる医療制度や診療環境の中で診療に活かすという共通の課題に直面しています。本提携では、各地域の言語や医療制度、診療環境の違いを尊重しながら、共通する臨床課題をテーマとしたコミュニティ間の知識共有の機会拡大を目指します。

将来的には、大学や医療機関も含めた幅広い連携の可能性についても検討していきます。

両社代表のコメント

Indranil Roychowdhury

Docquity CEO兼共同創業者

「私たちが目指すのは『Asian Healthcare Intelligence』、すなわちアジアの医師が何を問いかけているかを理解し、その実践を支える臨床AIです。その出発点が『Clinical Intent』であり、日本はその中心に位置づけられます。

exMedioは、日本の医師に頼りにされる専門医コミュニティを築いてきました。同社が持つ、日本の臨床現場への深い理解は、本提携の基盤です。Ask Dxを中核に、exMedioとともに、日本と東南アジアの医師が必要な知識へより速くアクセスし、国境を越えて互いに学び合えるよう取り組んでいきます。」

澤田 敬嗣

株式会社エクスメディオ 代表取締役 社長執行役員

「今回のMOUは、Docquityとの関係をAIサービスの導入から、両社の強みを組み合わせて新たな臨床支援を共創する段階へ進めるものです。

今後は、血液内科領域で培ってきた知見を固形がん領域へ広げるとともに、DocquityのAI技術やアジアの医師ネットワークと組み合わせることで、医師が必要な知識へより速くアクセスできる臨床支援の環境づくりを進めていきます。」

Docquityについて

Docquityは、医師が臨床現場で解決したい課題や、求めている情報、すなわち「Clinical Intent」を基盤とする臨床AIとインサイトにより、「Asian Healthcare Intelligence」の構築に取り組んでいます。東南アジア、日本、GCC(湾岸協力会議)諸国の50万人超の医師資格の確認を受けた医師にとっての、臨床AIの思考パートナーです。臨床AIアシスタント「Ask Dx」は、医師が医学知識にアクセスし、日々の臨床に活用できるよう支援します。また、医師同士のつながり、学習や臨床活動を支援するデジタルサービスも提供しています。本社はシンガポールです。

exMedioについて

exMedioは、医療支援ソフトウェアやデジタルサービスを開発する日本の医療テクノロジー企業です。8万人超の医師をつなぐ臨床相談コミュニティ「ヒポクラ」、専門医コミュニティ「血液内科 Pro(Hematology Pro)」、医療機関向けサブスクリプションサービス「医業支援のミギウデくん」などを運営・提供しています。医師同士の症例相談や経験知の共有、継続的な学習を支援し、医師が互いに学び、助け合いながら臨床の専門性を高められる環境づくりに取り組んでいます。