ノルウェーの新拠点で、整備・検査・部品供給を一体化し、バッテリー電気バスの車両ライフサイクル全体をサポート。

ノルウェー・ストッケ、2026年9月10日 /PRNewswire/ — ユートン・バス(Yutong Bus/宇通客車)は9月8日、ノルウェー・ストッケに、欧州初となるユートン・サービスセンターを正式に開設しました。同施設は、車両の納車、アフターサービス、スペアパーツ供給、専門トレーニングを1つの拠点に集約した総合サービスセンターです。

Yutong opens its first comprehensive service center in Europe
Yutong opens its first comprehensive service center in Europe

公共交通の電動化が進むノルウェーにおいて、同サービスセンターは、純電気バスの整備能力や法定検査への対応、現地でのサービス対応力を強化します。お客様により直接的なサービスを提供するとともに、車両のライフサイクル全体にわたってフリート運営を体系的に支援します。

また、敷地面積は約38,941平方メートル、建物面積は6,074平方メートルで、このうち部品倉庫が2,300平方メートルを占めています。同サービスセンターは、ブランド展示、車両納車、アフターサービス、部品供給、トレーニングといった機能を集約し、包括的なカスタマーサポートを提供します。ユートンを中核に複数のサービス機能を一体化するとともに、既存の現地パートナーやサービスチャネルを補完することで、お客様により直接的で柔軟な問題解決やサービスの選択肢を提供します。

ユートン中欧&北欧のCEO、リ・ジャック氏は次のように述べています。「このサービスセンターは、大規模な部品在庫、検査設備、専門的な整備ベイ、専用のトレーニング設備を備えた、包括的かつ一元的なサービス拠点として位置付いています。効率的な運営を通じて、お客様の総保有コストの削減と、バスの稼働時間の最大化を支援することを目指しています。また、パートナーシップを強化し、サービスのカバー範囲を拡大することで、費用対効果の高いサービスを提供し、共に価値を創出しながら、より環境に優しく、スマートで、誰もが利用しやすい公共交通の実現に貢献していきます。」

Interior view of the service center
Interior view of the service center

ワンストップのサービス・エコシステム: 部品供給からフリートのライフサイクル全体を支える総合サービスまで

ユートンは、現地のサービスセンターと専任チームを通じて、部品供給、故障診断、整備、専門トレーニングを1つのサービスシステムに統合し、サービス効率を高めるとともに、ノルウェーの旅客輸送事業者やバス事業者に対して、フリートのライフサイクル全体にわたるサポートを提供します。サービスセンターには、総合受付エリア、整備・修理エリア、部品保管エリア、実技トレーニングスペース、車両展示エリア、ブランド体験ゾーンを設けており、車両の販売・納車から、アフターサービス、修理、部品供給、技術トレーニングまで、現地のお客様に一貫したサービスを提供します。

同サービスセンターには7つの標準整備ベイに加え、パワートレインや大型部品の修理に対応する専用ベイも備わっています。設備には、4柱リフト、電子レーザー式ホイールアライメント・システム、ブレーキテスター、大型車向けタイヤバランサーなどがあります。シャシー、電装・高電圧システム、パワートレイン、空調、内装などの修理に対応するほか、損傷が比較的軽い事故車両の修理に加え、アルコール・インターロック、タコグラフにも対応できます。

また、EU基準に基づいて建設された同サービスセンターには、ノルウェーで義務付けられている年次車両検査「PKK」に対応する専用のバス検査ラインも設けられています。全長31.5メートルのピット、16トン対応のピットジャッキ2基に加え、ブレーキ、ライト、サイドスリップ、OBDの各検査機器を備え、シャシー、制動装置、安全装置、車載診断システム、パワートレインの適合性まで幅広く検査します。検査、故障診断、安全確認を現地で実施することで、お客様の車両停止時間を短縮し、運行コストの低減を支援します。

部品供給の面においても、2,300平方メートルの部品倉庫に、約4,500種類のユートン純正部品を取りそろえており、バッテリー、モーター、電子制御システム、パワートレイン、シャシー、ステアリングシステム、空圧・油圧システム、内外装部品、消耗部品、メンテナンス用品などを幅広くカバーしています。

Service center staff at work
Service center staff at work

さらに、現地在庫と地域配送センターからの補充体制を組み合わせることで、部品調達や修理の待ち時間を短縮し、車両の稼働率を高めるとともに、フリートの停止による損失を最小限に抑えます。すべての部品は統一された品質基準と保証基準に基づいて提供され、現地のエンジニアリングチームが部品供給、診断、整備サービスまでサポートします。

地域の専門性を強化: サービス、トレーニングを通じた長期的なフリート支援

サービスセンターには、座学用のトレーニングルームと実技トレーニングエリアも設けられており、経験豊富なトレーナーが指導を行います。純電気バスの車両全体を対象とした総合トレーニングプラットフォームに加え、空調、EBSブレーキ、ヒーター、バッテリー、モーター、電子制御システム、リアアクスルの分解などに対応する専用トレーニングユニットを備えており、部品の識別、作動原理、シミュレーション、故障診断などのトレーニングを実施できます。トレーニング設備には、実際の車両で使用されている部品を採用しており、整備技術者は、研修で学んだ内容を実際の修理業務に直接生かすことができます。

こうした体制を通じて、ユートンは、現地チーム、標準化された整備・検査プロセス、部品在庫、トレーニング体制を通じて、グローバルサービス方針「EnRoute+」の実現を引き続き推進します。欧州初の総合サービスセンターとなる今回の施設は、欧州のお客様に対するユートンの長期的なコミットメントをさらに示すものです。ユートンは今後、ノルウェーのサービスセンターを基盤に、オランダ、チリ、カザフスタン、サウジアラビアなどの市場においても、サービスの現地化をさらに進めます。こうした取り組みを通じて、電気バスの修理、整備、検査における現地対応力を強化し、サービスの迅速化を図るとともに、地域での質の高い雇用創出や、公共交通の電動化・低炭素化を支援していきます。

ユートン・サービスセンターおよびグローバルサービス方針「EnRoute+」の詳細については、以下をご覧ください: https://en.yutong.com/.