上海、2026年9月9日 /PRNewswire/ — LattePanda Teamは、オンデバイスAI向けに特別に設計されたマイクロx86コンピューティングモジュール「LattePanda Mu Ultra」を発売しました。Intel Core Ultra 5 226VまたはIntel Core Ultra 7 256Vプロセッサを搭載し、69.6×60mmというコンパクトなフォームファクタで、最大115 TOPSのAI性能を発揮します。LattePanda Mu Ultraは、AIをローカルで実行する際に生じるハードウェア、演算処理、ソフトウェア上の課題に対応するために開発され、ロボティクス、産業オートメーション、携帯型計測機器、ビジョンAIなど、幅広いインテリジェントエッジ用途において、エンジニアリングチーム、システムインテグレーター、OEMに強力なAI演算能力を提供します。

LattePanda Mu Ultra:オンデバイスAI向けマイクロx86コンピューティングモジュール
LattePanda Mu Ultra:オンデバイスAI向けマイクロx86コンピューティングモジュール

コンパクトなx86モジュールで115 TOPSのAI性能を実現
LattePanda Mu Ultraは、Intel Core Ultra 5 226VまたはIntel Core Ultra 7 256Vに搭載されたCPU、GPU、NPUを組み合わせ、専用NPUによる47 TOPSを含む最大115 TOPS(INT8)のAI性能を実現します。

69.6×60mmというフォームファクタにより、携帯型計測機器やスマートカメラからロボット、その他のインテリジェントエッジシステムまで、スペースが限られたデバイスで高性能なx86コンピューティングを実現します。

デバイス上でAIをローカルに実行
LattePanda Mu Ultraは、AIワークロードをデバイス上で直接実行することで、低遅延の推論、データプライバシーの向上、クラウドコンピューティングへの依存低減を可能にします。

テストでは、LattePanda Mu Ultraは、iGPU上でOpenVINO GenAIを使用し、INT4量子化を適用した場合、Qwen3.5-9Bで18トークン/秒、Qwen3.5-2Bで55トークン/秒のテキスト生成速度を達成しました。これらの結果は、クラウドでの推論を必要とせず、ローカルで動作する応答性の高い会話型AIをサポートできることを示しています。このため、ローカル音声アシスタント、オフラインでの文書処理、非公開ナレッジの検索などの用途に適しており、機密データをデバイス上に保持できます。

AIワークロード向け高帯域メモリ
LattePanda Mu Ultraは16GBのLPDDR5X-8533メモリを搭載し、そのうち最大11.6GBをグラフィックスメモリとして利用できます。これにより、CPU、GPU、NPU全体で高負荷のAIワークロードを処理するために必要な帯域幅を確保しています。

このメモリアーキテクチャは、LLMやマルチモーダルAIからリアルタイムのセンサー処理まで、幅広いワークロードに対応できるよう設計されています。アイドル時の消費電力は最低2.5Wで、携帯機器や常時稼働機器での利用など、電力効率が重視される用途にも適しています。

既存のx86システムにオンデバイスAIを導入
AIをデバイス上で直接動作させるには、適切なハードウェアを選ぶだけでは不十分です。AIスタック全体でソフトウェアの互換性を確保することも、開発コストを大幅に押し上げる可能性があります。

LattePanda Mu UltraはWindowsとLinuxに対応し、既存のx86ソフトウェアエコシステムとの互換性を維持しています。また、Intel OpenVINO、llama.cpp、Ollamaなど、広く利用されているAIツールやフレームワークにも対応しています。

これにより、エンジニアリングチームやOEMは既存のx86アプリケーションや開発ワークフローを活用でき、システムを一から再構築することなく、オンデバイスAI機能を容易に追加できます。

モジュラー設計によるアップグレード
LattePanda Mu Ultraは、LattePanda Muファミリーで標準化されたフォームファクタとコネクタを踏襲しており、既存のキャリアボードと概ね互換性があります。3.5-inch Lite Carrier Board、Mini Carrier、M.2 M Key Carrier Boardと組み合わせることで、キャリアボード全体を再設計することなく、既存システムをアップグレードできます。

PCIe 4.0、USB 3.2 Gen 2、USB 2.0、HDMI/DisplayPort、eDP、GPIO、UART、I2Cなどのインターフェースを備えたLattePanda Mu Ultraは、迅速なプロトタイピングや小ロット開発から量産まで幅広く対応できます。

オンデバイスAIの5つの主要な活用例
インテリジェントAI端末
低遅延とデータプライバシーが重要となる翻訳デバイス、音声アシスタント、非公開の知識ベースを利用するアプリケーション向けに、LLMをローカルで実行します。

携帯型計測機器
スペクトラムアナライザや携帯型診断装置などのハンドヘルド機器で高性能なx86コンピューティングを実現し、AIを活用したリアルタイム分析を可能にします。

自律移動ロボット(AMR)
搭載スペースが限られたロボット向けに設計されたコンパクトなコンピューティングプラットフォームで、リアルタイムのセンサーフュージョン、SLAM、自律航行をサポートします。

サービスロボット
単一のコンピューティングモジュール上で、ビジョン、音声、LLMベースのマルチモーダルAIワークロードを実行し、サービスロボット向けの統合処理コアを提供します。

オンデバイス・ビジョンAI
スマートカメラやロボット検査システムで高解像度映像をローカル処理することで、低遅延の欠陥検出を可能にするとともに、データ転送とクラウドコンピューティングにかかるコストを削減します。

主な仕様

プロセッサのオプション:
– Intel® Core™ Ultra 5 Processor 226V(16GBメモリ)
– Intel® Core™ Ultra 7 Processor 256V(16GBメモリ)
AI性能:
– 最大115 TOPS(CPU + GPU + NPU、INT8)
NPU(ニューラルプロセッシングユニット):
– 最大47 TOPS(INT8)
GPU(グラフィックス処理ユニット):
– Intel® Arc™ Graphics(最大8個のXeコア)
メモリ:
– 16GB LPDDR5X-8533
VRAM(割り当て可能なビデオメモリ):
– より大規模な言語モデルやKVキャッシュ向けに最大11.6GBのVRAMを割り当て可能
ディスプレイ出力:
– HDMI/DisplayPort×最大3
– eDP×1
外形寸法:
– 69.6 × 60mm

「AIをクラウド上で動作させることは比較的容易です。本当の課題は、開発者がAIを実機に導入する段階で生じます。実機ではスペースが限られ、消費電力が重要で、既存ソフトウェアの移行にはコストがかさむ可能性があります」と、LattePandaのプロダクトマネージャー、Youliang Yuは述べています。「LattePanda Mu Ultraは、コンパクトなx86設計、高いAI性能、低消費電力によって、こうした課題に対応しています。高性能なローカルコンピューティングと既存のx86エコシステムとの互換性を組み合わせることで、開発者はシステムを一から再構築することなく、実際の製品にAIをより容易に組み込めます。」

現在、LattePanda公式オンラインストアで販売されており、価格は599ドルからです。詳しい仕様と購入情報については、LattePanda公式ウェブサイトをご覧ください。