シンガポール、2025年10月10日 /PRNewswire/ — 東南アジアのデジタル銀行Yupはこのほど、C-1ラウンドを通じて最新の株式資金調達で3,200万ドルを確保しました。この資金調達には、Moore Strategic Ventures、Spice Expeditions、Platanusなどの米国投資会社が支援し、他の機関投資家や既存株主も参加しています。同社にとって、顧客基盤の拡大と収益性向上に向けた取り組みを加速させる上で、今回の資金調達はきわめて重要な節目となります。
Yupは2021年の創業以来、堅調な財務実績と着実な成長を示し、東南アジアのフィンテック分野における最も有望なプラットフォームの1つとしての地位を確立しています。同社は現在、何百万人ものクレジット・カード保有者にサービスを提供しており、2025年末までに損益分岐点に達すると予想しています。これは、事業運営の規律と強力な市場需要の両方を反映した成果です。
Yupは、財務実績にとどまらず、東南アジアの銀行口座を保有せず十分なサービスを受けられていない人々に対して、手頃な価格でテクノロジー主導の金融サービスへのアクセスを拡大することで、金融包摂を推進しています。同社は、労働者階級および中流階級の消費者に信頼性の高いクレジットおよびデジタル・バンキング・ソリューションを提供することで、新たな経済的機会を開拓するとともに、地域の金融回復力を強化しています。
「私たちは創業当初から、東南アジアの労働者階級/中流階級の顧客にとって主要な決済ツールとなるという非常に明確なビジョンを抱いています。過去3年間、当社の収益は毎年約2倍になっており、2026年と2027年にはその勢いがさらに加速すると予想しています」と、Yupの共同創業者兼CEOであるDonny Zhang氏は述べています。「今回の資金調達により、当社のリーチを拡大し、ユーザーとの関わりを深める力が得られます。私たちは、次のフェーズでMoore Strategic Ventures、Spice、Platanusを戦略的パートナーとして迎えることができて大変嬉しく思っています。」
今回のC-1ラウンドにより、Yupの株式総調達額は1億ドルを超え、同社は2026年にさらなる拡大と潜在的な戦略的動きに備えられるようになります。「過去4年間、資本市場の不安定な時期であっても、当社は6回の株式資金調達に成功してきました。世界中の投資家からの継続的なサポートは、当社の長期的なビジョンと業務遂行に対する彼らの信頼を物語っています。」とYupのCFO、Gavin Guo氏は付け加えました。「この資金は、当社の顧客基盤を次のレベルに引き上げ、製品体験をさらに向上させるために使用されます。」
Yup の資金調達は、決済業界における回復力のある、テクノロジーを活用した成長ストーリーを求めて、世界中の投資家がますます東南アジアに注目する中で行われています。投資家らは、最も有望な新興市場の1つであるインドネシアの大きな市場ポテンシャルと同社の規律ある実行力が、Yupに賭ける主な理由だと指摘しました。マクロ経済の追い風が継続し、デジタル導入が急増する中、Yupのような企業は資本市場から新たな注目を集めています。