上海、2025年9月19日 /PRNewswire/ — Huawei Connect(ファーウェイ・コネクト) 2025が上海で開幕しました。同時にHuawei Digital Power(ファーウェイ・デジタルパワー)はData Center Infrastructure Summit(データセンター・インフラストラクチャー・サミット)を開催し、世界のデータセンター業界から500人以上のビジネスリーダー、技術専門家、エコシステム・パートナーが集結し、産業知能化の時代における環境に配慮した低炭素なデジタル・インフラストラクチャーの新技術と実践について模索しました。ファーウェイはまた、環境に配慮した低炭素な全シナリオ対応型デジタル電力ソリューションと成功事例を紹介しました。同社はこれまで業界と連携して、AI時代における高品質で安全かつ信頼性の高いデータセンターの構築を推進してきました。
ファーウェイ・デジタルパワーのヴァイス・プレジデントであるBob He氏は基調講演で、AIの処理能力が爆発的な成長を遂げるのに伴って、AIデータセンターがインフラを「コンピューティング工場」へと推進していると強調しました。グリッドからチップへ効率的かつ確実に送電するには、変換リンクの簡素化と電源供給アーキテクチャーの革新が不可欠です。熱管理においては、AIサービスの動的要件に対応し得る、空冷・水冷比率を調整できるハイブリッド・アーキテクチャーが有効です。将来のインフラをAI時代の要求に対応させるには、これらのインフラをAI対応を前提に構築し、不確実な従来のデータセンター・エンジニアリングを、製品化された既成のAIデータセンター・ソリューションへと転換していく必要があります。ファーウェイは今後、電源供給、熱管理、インフラ分野の研究開発投資を強化していきます。同社はさらに、高品質な製品・ソリューションを提供し、信頼性・俊敏性・持続可能性を備えたAIデータセンターの構築を推進しており、業界と連携してインテリジェント・コンピューティングの黄金時代を切り拓こうとしています。
ファーウェイ・デジタルパワーの販売・サービス部門、データセンター施設およびクリティカルパワー・マーケティング担当プレジデントであるSteve Kim氏はサミットで、AI基盤モデルが産業のインテリジェント・トランスフォメーションを加速させ、GW規模クラスターを全世界で爆発的に増加させるだろうと述べました。複数の権威ある機関の予測によれば、今後5年間で新設されるAIデータセンターの規模は112GWに達すると見込まれています。インテリジェント・コンピューティング時代の安全性、導入、IT進化、エネルギー消費といった課題に対応するためにファーウェイは、AIデータセンター建設ガイドライン、「RAS」を提案しています。
ファーウェイは、技術とアーキテクチャーの継続的な革新を基盤としながら、全シナリオ参照設計、信頼のおける製品・ソリューション、グローバル・エコシステム、ライフサイクル全体にわたるサービス、などを特徴とする包括的なAIデータセンター・ソリューションを提供しています。そして、信頼の置ける、迅速で持続可能なインテリジェント・コンピューティング・インフラを構築し、顧客がAI時代の膨大な機会を掴み取るお手伝いをしています。
ファーウェイは本イベントで、標準化されたAI データセンターを設計・構築するための体系的な指針を提供する「AIDC Facility Reference Design White Paper (AIデータセンター施設参照設計ホワイトペーパー)」を発表しました。本ホワイトペーパーは、AIデータセンターの高密度キャビネットが直面する冷却、電力供給・配電、床高、耐荷重に関する課題を詳細に分析しています。そして、建築構造、電力供給・配電、冷却、統合された配線という4つの主要な側面から設計を提案し、異なる電力密度に応じて、AIデータセンター向けに複数の参照設計ソリューションを提供しています。
本イベントでは、効率的な電力消費、電化、低炭素発電に焦点を当てた革新的で環境に配慮した低炭素ソリューションがデジタルパワーによって示されました。
コンピューティング・インフラの継続的な改善と、モデルの深層推論、および複数モデル融合技術の急速な進歩に伴って、AIの応用シナリオと価値は量的成長から質的変革へと移行しています。ファーウェイ・デジタルパワーは、革新への継続的な投資や、デジタル技術およびパワー・エレクトロニクス技術の統合を通じて、ワットあたりの計算能力を高めるインテリジェント・コンピューティングの強固な基盤を構築し、業界全体の連携を促進して、より良く、より環境に配慮した未来を築くことを目指しています。