この夏予定されているプレ商用通信飛行先立Sceye今回のミッションで、成層圏での長時 間運用進展

ニューメキシコ州モリアーティ, 2026年4月16日 /PRNewswire/ — 通信およびリアルタイム環境モ ニタリング向けの高高度プラットフォーム・システム(HAPS)を手掛ける米国の航空宇宙・材料科 学企業のSceyeは本日、エンデュランス・プログラム(Endurance Program)を成功裏に完了したと 発表しました。このプログラムでは、Sceyeの「SE2」HAPSがニューメキシコ州からブラジル沖まで 成層圏を約10,300km飛行し、12日間を超える飛行記録を打ち立てました。Sceyeは、計画に沿った制御下で飛行を終了するまで、ニューメキシコ州上空で1回の完全な昼夜周期、さらに ブラジル沿岸沖で3回連続の昼夜周期を含め、運用エリア上空に88時間超滞空することに成功し ました。

Image of Sceye’s “SE2” HAPS on ascent in New Mexico on March 25, 2026.
Image of Sceye’s “SE2” HAPS on ascent in New Mexico on March 25, 2026.

 エンデュランス・プログラム(Endurance Program)は、Sceyeの2024年Control Dynamics Programを基盤とするものです。このプログラムでは、SceyeのHAPSが運用エリア上空で定位置 を維持しながら、昼夜を通じて電力を確保することで、成層圏で初めて電力の自立運用を実現しました。このミッションは、商用展開に向けた同社の大きな前進を示すものであり、数か月単位の 飛行の実現に必要な機体構成、運用プロトコル、各種データを整備するものです。

Sceyeの創業者兼CEOであるMikkel Vestergaard Frandsenは、次のように述べました。「これは、 成層圏を新たなインフラ層として活用していくうえで決定的な一歩です。長時間滞空する能力こそが、こ れを可能にします。エリア上空に長期間とどまる能力により、従来のネットワークや既存技術 では対応できない場所でも、継続的な接続とリアルタイム監視が可能になります。成層圏を活用 することで、既存ネットワークの到達範囲を世界規模で広げ、これまで接続手段のなかった数十億 人に通信環境を提供できるほか、山火事やその他の自然災害への備えと対応を大きく改善する、リ アルタイムで実用的な情報も提供できます。」

 2026年3月25日午前8時26分(米国山岳部時間)にニューメキシコ州から打ち上げられたSceyeの SE2飛行において、Sceyeは以下を達成しました。

  • ニューメキシコ州を離陸後、ブラジル沿岸沖の国際水域でミッションを完了するまで、12日 超にわたり運用を継続。
  • 約10,300kmの飛行中、複数の地点で88時間超にわたり位置と高度を維持し、半 径1km以内での定点滞空を実現。
  • 同社は、昼夜の各サイクルを通じて電力、位置、高度を安定的に維持することに成功。日中に太陽光発電により電力を確保するとともにバッテリーを充電し、夜間は当該バッテリーによってシステムを稼働させることで、継続的な運用を実現。
  • 昼夜のサイクルを通じて機体内圧を安定的に維持する事に成功。これにより、同社が初めて完全内製で製造した機体の設計有効性が実証。

今回の飛行により、Sceyeのエンデュランス・プログラム(Endurance Program)は完了しました。こ のプログラムは、飛行時間を商用要件に見合うものにするとともに、長時間運用に向けた安定した プラットフォーム構成を確立することに重点を置いていました。Sceyeは現在、数か月、そして最終 的には数年に及ぶ飛行へ進むために必要なデータと機体構成上の要件をすべて整えています。

Frandsenは続けてこう述べました。「今回のミッションにより、当社はプレ商用飛行に向けて自 信を持って着実に進んでいます。その第1弾はこの夏に開始される予定です。このマイルストーン は、私たちがこれまで目指して取り組んできた成果の集大成です。これはSceyeだけでなく、急成 長する成層圏産業全体にとっても大きな前進です。この成功を可能にしてくれた投資家、パート ナー、顧客、チーム、そして関係機関皆さまに感謝します。」

エンデュランス・プログラム(Endurance Program)の全期間を通じて、Sceyeは電力管理、飛行制 御、熱管理、製造を含む中核システムを進化させ、リスクを低減するとともに、商用運用に向けた 準備を強化しました。最近、SceyeはSceyeCELLを発表しました。これは、成層圏から高速接続を 大規模に提供するために設計された、「空飛ぶ基地局」アンテナです。

Sceyeは現在、日本で初のプレ商用飛行に向けた準備を進めております。ソフトバンク株式会社のコアネットワークへのバックホール接続を成功させ、緊急時や災害対応時を想定した通信エリアの確保を実証します。

Sceyeについて 2014年に設立されたSceye(「スカイ」と発音)は、人々をつなぎ、地球を守るため に成層圏技術の発展を推進する航空宇宙企業です。Sceyeは高高度プラットフォーム・システム( HAPS)業界をリードし、普遍的な接続性の提供、気候変動の監視、自然資源の管理、防災に注力 しています。

メディアお問い合わせ先: press@sceye.com

写真 – https://mma.prnasia.com/media2/2953516/Sceye_Historic_12_Day_6400_Mile_Stratospheric_Flight.jpg?p=medium600
ロゴ – https://mma.prnasia.com/media2/2484213/sceye_logo_suitcase_logo_full_colour_rgb_1000px_72ppi_ID_a12cb870d06f_Logo.jpg?p=medium600