台湾の量子技術における世界的影響力がIYQ 2025で輝く

台北、2025年12月18日 /PRNewswire/ — 量子研究、教育、産業界連携の推進における長年の貢献が認められ、Hon Hai Technology Group(「Foxconn」)(TWSE:2317)取締役のChing-Ray Chang氏が、国連が指定した国際量子科学技術年「IYQ 2025」の旗艦イニシアチブであるグローバル「Quantum 100」の受賞者に選出されました。

台湾のChung Yuan Christian Universityの名誉教授であり、Hon Hai Research Instituteの量子技術諮問委員会メンバーでもあるChang教授は、近年Foxconnの量子技術ロードマップと研究方向性について戦略的指導を提供してきました。同氏の貢献は、グループの量子R&D能力をグローバルエコシステムに整合させる取り組みと、イオントラップ量子コンピュータの製造能力を支えています。

量子力学誕生100周年を記念し、United Nations General Assemblyは2025年を国際量子科学技術年(IYQ 2025)と指定しました。これに伴い、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization(UNESCO)は量子科学技術を支える多様な人材を称える旗艦イニシアチブ「Quantum 100」を立ち上げました。

Chang教授は台湾の量子研究・教育基盤構築において中心的な役割を果たしてきました。280本以上の学術論文を発表し、28件以上の特許を保有する傍ら、科学普及活動や一般向け啓発にも積極的に取り組み、複雑な量子概念を分かりやすく解説することで、量子技術に対する社会の理解促進に貢献しています。

Chang教授は以前、National Taiwan University(NTU)の執行副学長兼学長代理を務め、同大学にNTU-IBM量子ハブを設立しました。同ハブは現在、アジアで最も活発な学術量子センターの一つとして認知されており、量子コンピューティングをNTUの正式カリキュラムに導入しました。また、Chung Yuan Christian University(CYCU)に量子情報センターを設立し、国家レベルの量子トレーニングプログラムを主導するとともに、高校および大学レベルでの量子教育の導入を先駆的に推進し、台湾の次世代量子人材を体系的に育成しています。

Chang教授はTaiwan Association of Quantum Computing and Information Technology (TAQCIT)の創設会長を務め、台湾の国家量子技術開発ロードマップの策定に貢献し、学界、産業、政府間の連携強化を推進しました。これには、台湾の半導体強みを世界の量子技術エコシステムと結びつける重要なプラットフォームである量子台湾フォーラム(Quantum Taiwan Forum)も含まれます。

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