北京、2025年12月18日 /PRNewswire/ — かつてMarco Poloが「偉大な東方の港」と称賛し、商人や物資が溢れていた中国南東部の福建省にある世界遺産都市、泉州は、今もなお生き続ける遺産、活気ある街の生活、そして変わらぬ開放性で訪問者を魅了し続けています。
Photo shows a foreign tourist photographing a tourism brochure at the tourist service center in Quanzhou.
2024年、泉州の観光客数は前年比16.8%増の1億人を超えました。旅行者は歴史を辿るだけでなく、日常生活と文化的遺産が密接に絡み合う街を体験しに訪れます。
沿岸の海産生物から作られる「土筍凍(トゥースン・ゼリー)」から、春節の祝宴で供される春巻き「潤餅(ルンビン)」まで、泉州の食文化は海洋の伝統と民俗習慣の両方を反映しています。
10月31日、同市はUnited Nations Educational, Scientific and Cultural Organization(UNESCO)から「食文化創造都市(Creative City of Gastronomy)」に指定されました。
わずか6平方キロメートル強の面積に広がる泉州の旧市街は、今も世代を超えて住民の生活の場となっています。地元当局は「マイクロ改修」アプローチを採用し、生活環境と観光客のアクセスを改善しつつ、本来の街並みを保存しています。
無形文化遺産もまた、この街の大きな魅力です。泉州は、梨園劇、高甲劇、糸操り人形劇といった中国伝統劇の発祥地とされています。泉州糸操り人形劇場の公演は、しばしば数分で完売し、中国全土から観客を集めています。多くの若手演者が劇団に加わり、これらの芸術の活力を保っています。
蟳埔村では、かつては地域に根差した風習であった精巧な花冠が全国的に流行している一方、牡蠣殻の家屋が数百年にわたる海外貿易の歴史を今に伝えています。
今日、泉州には数千人の外国人商人が拠点を構え、繊維、貿易、電子商取引に携わっています。多言語サービスの充実とビザ発給の簡素化により、国際的な訪問者が増加。文化交流の国際港としての役割を再び果たしつつあります。
