計画された3棟の新ハイパースケールデータセンターとイノベーションハブに電力供給を確保

LONDON, 2025年11月4日 /PRNewswire/ — AI、ハイパースケール、および大企業向けデータセンターソリューションのリーディンググローバルプロバイダーであるColtデータセンターサービス(以下、Colt DCS)は、ロンドン西部ヘイズのデジタルパークキャンパスに3棟の新たなハイパースケールデータセンターとイノベーションハブを拡張する計画について、ヒリングドン区議会から委員会承認(認可決議)を取得したと発表しました。25億ポンドの投資により、英国のデジタルインフラが強化され、政府の現代産業戦略が支援されるとともに、国内で成長を続けるAI経済の推進に貢献する見込みです。

ロンドン6、7、8の3棟の新ハイパースケールデータセンターは、電力購入契約(PPA)による100%再生可能エネルギーで稼働します。本開発の電力契約はナショナルグリッド社とすでに締結されており、高圧電力供給は2027年10月までに開始予定です。この拡張によりヘイズ・デジタルパークの利用可能なIT電力容量は97MW増加し、総容量は160MWとなります。建設は2026年半ばに開始される見込みで、最初のデータセンター(ロンドン6)は2029年初頭に稼働開始予定です。稼働開始後、新施設は500人以上の常勤雇用を創出し、10年間の建設期間中に50人以上の技術研修生を育成します。

データセンターに加え、Colt DCSはブルネル大学と提携し、コミュニティスペースおよびデジタルスタートアップのインキュベーターとして機能するイノベーションハブを開発します。このハブは、軽工業とデジタルイノベーション企業を同一場所に集結させることで経済的な相乗効果を促進し、手頃な価格で利用できるワークスペースを通じて協業、研究、スキル育成の機会を提供します。ブルネル大学の学生は、デジタル経済を支える起業プロジェクトや技術主導型ベンチャーの開発にこのハブを活用するよう奨励されます。

またこの度、AECOM社がイノベーションハブの設計提案開発を担当することになりました。この施設は戦略的産業用地に関する計画方針に沿い、将来の産業利用を見据えた柔軟な空間を備え、イノベーションと地域連携の拠点となることを目指しています。文化、食、映画、音楽、文学などをテーマとした地域イベントを開催することで社会的価値を提供します。

この新規開発では、データセンターからの廃熱を利用した地域熱供給ネットワークも整備され、地元企業、コミュニティ、住宅建築を支援します。計画認可に基づき、非常用発電機の稼働は年間最大15時間に制限され、データセンターは国の送電網から直接電力供給を受けます。

Colt DCSのリアルエステート最高責任者であるザビエル・マタニュは次のように述べました。「今回の発表は、英国のデジタル経済にとって新たな重要な節目となります。データセンターはデジタル変革の基盤です。今回の拡張により、イノベーションの推進、AI革命の支援、エネルギートランジションへの貢献が可能となります。」

「ヘイズに新設するキャンパス(ブルネル大学との提携によるイノベーションハブを含む)は、地域暖房への熱再利用から雇用創出、技能育成、長期投資に至るまで、地域価値の向上を推進します。今後10年間でロンドンのこの地域に新規容量を提供できる数少ない事業者として、持続可能かつ包括的な方法で英国の未来経済を支える一翼を担えることを誇りに思います。」とマタニュは続けました。

ヒリンドン区議会のスティーブ・タックウェル議員(計画・住宅および成長担当議員)は次のように述べました。「ヒリングドン区ではビジネスを積極的に受け入れていて、ビジネスコミュニティ、新規・既存の投資家やパートナーと緊密に連携し、地域に適した場所でのイノベーションと開発を推進しています。このイノベーションハブは地域の経済成長に新な活力をもたらす画期的な施設です。住民や中小地元企業に適切なスキル、手頃な価格のワークスペース、成長の機会を提供します。ヘイズはロンドンのデジタル経済とインフラ形成において主導的役割を担っており、地域住民がその恩恵を実感できる機会を増やしていくことがとても重要です。」

Coltデータセンターサービスについて 

Colt DCSは、グローバルハイパースケーラーや大手企業のお客様向けにデータセンターを設計、構築、運用しています。  

当社のグローバルポートフォリオには、英国、欧州、APAC地域の11都市に13の運用中データセンターがあり、さらに19のデータセンターが開発中です。

当社は、お客様がビジネスの成長に向けて効果的な計画を自由に立てることが出来るようにすると同時に、安心感もご提供します。将来的な容量拡大が可能な、安全でレジリエントで、接続性の高いインフラを提供しています。当社は、25年以上にわたってこの業界で経験を積み、市場で最も信頼され、顧客中心のデータセンター事業者であるというビジョンを実現してきました。

私たちは、地球に対する基本的な責任を認識し、環境への配慮をすべての行動の中心に据えています。当社は環境への影響をグローバルに削減し、サステナビリティを重要な戦略的推進力としています。Colt DCSでは、サステナビリティ計画の一環として、SBTiの最新ネットゼロ基準に沿って排出量を削減するため、包括的な短期、および長期の科学的根拠に基づく目標を設定しています。

Colt DCSの詳細はこちらをご覧ください:https://www.coltdatacentres.net/ja-jp

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