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大阪(日本)、2025年11月2日 /PRNewswire/ — 持続可能な繊維分野の大手イノベーター、Creative Tech Textile / Hans Global 社は、パンテキスタイル大阪2025(PanTextiles Osaka 2025、会期:2025年11月6日~7日)にて、カキ殻や海洋プラスチックをリサイクルした同社の主力エコ繊維製品「Seawool®」を発表します。来場者は、38番ブースにて同社のシーウール®を目の当たりにし、幅広い業種向けの制服用素材を体感できるでしょう。
昨今、全世界の調達部門や企業バイヤーがポリエステルに代わる環境に優しい代替素材を求めており、制服は脱炭素化の可能性を秘めたカテゴリーとして浮上しています。カキ殻と再生プラスチックから製造されるSeawool®は、学校、企業、接客業、公共サービス分野において、実用的かつ高性能な代替素材としての導入が可能です。
Creative Tech Textile / Hans Global社の創業者兼最高経営責任者、Eddie Wang氏は、「制服は世界中の数百万人もの学生や労働者が毎日着用するものであり、大規模なサステナビリティ変革における最も効果の高い足掛かりの一つです。当社ではSeawool®を期待を込めて「海から生まれたエメラルド」と呼んでおり、環境に優しい素材が高性能かつ商業的な成功を収めることが可能であることを証明しています」と、述べています。
Seawool®:性能、リサイクル性、展開規模
Seawool®は再活用されたカキ殻粉末と再生PETプラスチックの混合物であり、天然素材と合成素材の優れた特性を併せ持つ繊維です。以下に、特に制服などに最適な本製品の主な利点を列挙します。
- 防臭性(洗濯できない時も衣類を清潔に保つ)
- 吸湿発散性と通気性(激しい動きや長時間勤務の際も終日快適)
- UVカットと帯電防止(安全性・快適性を向上)
- 温度調節性(カキ殻粉末の持つ優れた断熱性能により、体温の安定的な維持に貢献)
本製品は海洋廃棄物を日用品に変え、リサイクル繊維のイノベーションの可能性を広げるという、Creative Tech Textile / Hans Global社の広範な使命の一翼を担っています。同社は現在、アパレル、アクセサリー、フットウェア分野での企業向け衣料への導入加速に向け、継続的に研究開発と国境を超えた協業への投資を行っています。
廃棄物であるカキ殻から商業的成功を創造
Creative Tech Textile / Hans Global社は、すでに年間約2,500トンという本格的な商業生産規模でSeawool®の生産を行っており、その過程で約500トンのカキ殻を再活用しています。この素材は、既に大手アパレルブランドに採用されており、海洋廃棄物由来のリサイクル素材が環境への配慮と経済的な成功を両立できることを証明しました。
本製品は、性能を損なうことなく競争力あるコスト効率を提供します。高価な低熱伝導性生地に匹敵する断熱性を、ダウンの約10分の1、高級ウールの約20分の1という低コストで実現します。
加えて、既にアジア全域における複数の制服メーカーと提携を通じて、次世代製品ラインへのSeawool®導入を進めています。本製品を主原料として制服専用に開発された生地群は、この素材を既存サプライチェーンにシームレスに導入できることの現れです。
また、Eddie Wang氏は、「Seawool®を制服に導入することは、当社が目指しているものが単に新素材の投入にとどまらず、普段着用する衣料における責任のかたちに対する期待の再定義にほかなりません。最もシンプルな衣服でさえ排出量削減に貢献できるなら、持続可能性はもはや机上の空論ではないのです。これは、新たな基準を打ち立てるものとなるでしょう」とも述べています。
詳細については、https://hansglobaltextile.net/をご覧ください。
Creative Tech Textile / Hans Globalについて
2010年に設立され、台湾・台南に本拠を置くCreative Tech Textile / Hans Globalは、持続可能な繊維の分野で先駆的なイノベーターです。廃棄されたカキ殻とリサイクルPETボトルから作られた独自の特許素材Seawool®で最もよく知られる同社は、自然な柔らかさ、温度調節機能、防臭性を備えた高性能な生地を提供しています。Bluesign®認証を取得した製造業者であるCreative Tech Textile / Hans Globalは、世界中のアパレルブランドが循環型で環境に優しい繊維を採用するのを支援しています。


