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バルセロナ(スペイン), 2025年10月23日 /PRNewswire/ — 持続可能かつインテリジェントな新たな都市モビリティを推進する世界的イベント、Tomorrow.Mobility World Congress(TMWC)の第5回が、11月4日から6日まで、フィラ・デ・バルセロナのグランビア会場に200人の国際的専門家を集める予定です。その中には、MIT Mobility Initiativeのシニア・フェローである David Zipper氏や、International Transport Forum(ITF)の事務総長室長であるJari Kauppila氏もいます。
「Move Better」をテーマに、フィラ・デ・バルセロナと、欧州連合の機関であるEuropean Institute of Innovation and Technologyの取り組みであるEIT Urban Mobilityが共同で開催するTMWCでは、「ネットゼロに向けた競争で競争力を維持する(Staying competitive in the race to net-zero)」、「モビリティの未来:次の10年のイノベーションを探る(The future of mobility: exploring the next decade of innovations)」、「公共交通機関における自律モビリティ(Autonomous mobility in public transport)」などのトピックを取り上げ、50を超えるセッションが予定されています。
都市交通の専門家であるDavid Zipper氏が基調講演のメインを飾ります。MIT Mobility Initiativeのシニア・フェローであるZipper氏は、交通政策、テクノロジー、社会が交差する分野を研究領域としています。同氏は市政府、ベンチャー・キャピタル、スマート・シティやモビリティ分野のアドバイザーとして勤務してきました。
ITF事務総長室長のJari Kauppila氏も大会に参加する予定です。Kauppila氏はフォーラムの戦略的議題を監督しています。それ以前は、Kauppila氏はITFで研究とモデリングの作業を主導し、脱炭素化、道路安全、インフラ投資などのテーマに関する国際プロジェクトを調整していました。
モビリティを再構築するための重要な知見
EIT Urban Mobilityは、最近の2つの調査から得た知見も共有します。最初の調査では、欧州全域の自転車シェアリング制度の投資収益率を数値化し、これらのシステムが排出量の削減、公衆衛生の改善、渋滞の緩和、都市生活の質の向上に大きなメリットをもたらすことを明らかにしました。主な調査結果によると、シェア自転車75台配備ごとに1つの新規雇用が創出され、欧州の自転車シェアリング制度により通勤時間が76万時間節約され、生産性向上で3,000万ユーロに相当することが明らかになりました。
2番目の研究では、現状維持バイアス、損失回避、摩擦コストなどの要因によって人々の通勤習慣がどのように形成されるかを調査したものです。このレポートでは、企業モビリティの導入に関する研究の洞察と事例に基づき、心理的障壁を克服し、持続可能なモビリティを促進するのに役立つナッジや実験など、通勤中のより持続可能な行動を奨励できるモデルと戦術を強調しています。
TMWCは、スマート・シティと都市ソリューションに関する主要な国際サミットであるSmart City Expo World Congress、Tomorrow.Building、Tomorrow.Blue Economyと並行して開催されます。
写真 – https://mma.prnasia.com/media2/2801476/Fira_de_Barcelona.jpg?p=medium600
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