クアラルンプール(マレーシア)、2025年10月19日 /PRNewswire/ — ASEANエネルギービジネスフォーラム(AEBF-25)が、10月15日から17日までマレーシアのクアラルンプールで「ASEANに力を与える:境界を越え、繁栄を築く(Powering ASEAN: Bridging Boundaries, Building Prosperity)」をテーマに開催されました。同フォーラムは、地域のエネルギー相互接続、クリーンな移行、投資・資金調達、そして技術実装に焦点を当て、ASEAN10か国からエネルギー大臣、政策立案者、業界団体、企業リーダーなど1,500名を超える代表者が参加しました。主要参加者として、Huawei Digital Power Asia Pacificは高品質な全方位型のSmart PV+ESSソリューションおよび各種イノベーションを披露しました。同社はASEAN諸国の業界顧客やパートナーとの連携を深め、ASEAN地域におけるゼロカーボン変革の推進に貢献するという強いコミットメントを示しました。

Huawei Digital Power Helps ASEAN Achieve Zero-Carbon Transformation with All-Scenario Grid Forming Technologies
Huawei Digital Power Helps ASEAN Achieve Zero-Carbon Transformation with All-Scenario Grid Forming Technologies

Huawei Digital Powerの副社長であり、戦略・マーケティング部門の社長を務めるXia Hesheng氏は、10月15日に「ASEAN電力網の実現:国境を越えた電力取引におけるグリッドフォーミング技術の重要な役割(Enabling the ASEAN Power Grid: The Critical Role of Grid-Forming Technologies for Cross Border Power Trading)」と題した基調講演を行いました。同氏は、ASEAN地域における電力網の相互接続と再生可能エネルギーの国境を越えた送電が、カーボンニュートラリティ実現の鍵であると述べました。特に、再生可能エネルギーの比率が高い電力網においては、電力の安定した送電と消費が極めて重要であると強調しました。過去10年以上にわたり、Huawei Digital PowerはPV+ESS業界をグリッドフォローイング型からグリッドフォーミング型へと導いてきました。全方位型グリッドフォーミング技術、高信頼性、高安全性といった技術力を紹介することで、Huawei Digital Powerは業界における高品質のベンチマークを確立しました。世界初のGWh級マイクログリッドプロジェクトにおいて、グリッドフォーミング技術は、サウジアラビアで展開されている100%グリーンエネルギーを使用する再生型観光メガプロジェクト「The Red Sea」に電力を供給しています。カンボジア初の1GWhグリッドフォーミング型エネルギー貯蔵プロジェクトにおいて、Huawei Digital PowerのソリューションはTÜV SÜDの認証を取得しました。今後、Huawei Digital PowerはASEAN諸国の顧客およびパートナーと連携し、先進的なグリッドフォーミング技術と高品質への取り組みにより、エネルギー変革のベンチマークを構築し続けていくとしています。

Huawei Digital Powerのグローバル電力網エキスパートであるChen Xieming氏は、「ASEAN電力網の強靭性強化:エネルギー安全保障と再生可能エネルギー統合に向けた政策および投資戦略(Strengthening ASEAN Power Grid Resilience: Policy and Investment Strategies for Energy Security and Renewable Integration)」をテーマとしたラウンドテーブルディスカッションにおいて、ASEANの電力網相互接続を促進するためには、電力網の安全性を確保する基盤として、地域全体で統一された電力網標準を確立する必要があると述べました。特に、再生可能エネルギーの比率が高いエネルギーシステムにおいては、グリッドフォーミング技術の標準化こそが、地域電力網の強靭性を確保する鍵であると述べました。

Huawei Digital Power Helps ASEAN Achieve Zero-Carbon Transformation with All-Scenario Grid Forming Technologies
Huawei Digital Power Helps ASEAN Achieve Zero-Carbon Transformation with All-Scenario Grid Forming Technologies

Huawei Digital Powerマレーシア事業部の副社長であるChong Chern Peng氏は、「Boston Consulting Groupとの『CEOおよびリーダーの思考(CEO & Leaders Thoughts)』」ラウンドテーブルディスカッションにおいて、マレーシアがASEAN電力網において戦略的な位置付けにあることを強調しました。地域エネルギー相互接続のハブとして、マレーシアはタイやシンガポールなど周辺国と国境を越えた電力取引を通じて、重要なエネルギー協力を進めてきました。ASEAN電力網のビジョンを実現するためには、各国の電力網が強靭性と柔軟性を備えていることが不可欠です。そのためには、グリッドフォーミング技術が欠かせません。Huawei Digital Powerは、PV+ESSグリッドフォーミング分野への継続的な投資を通じて、低炭素・再生可能エネルギー時代に適応した、より強靭な電力網システムの構築に貢献しています。

Huawei Digital Power Helps ASEAN Achieve Zero-Carbon Transformation with All-Scenario Grid Forming Technologies
Huawei Digital Power Helps ASEAN Achieve Zero-Carbon Transformation with All-Scenario Grid Forming Technologies

「閣僚・CEO対話(Ministers and CEOs Dialogue)」において、Xia Hesheng氏は、ASEANにおけるエネルギー経済の繁栄を促進する鍵は、安定かつ高品質なエネルギーインフラを構築し、それに関連する政策指針および基準を策定することであると指摘しました。Huawei Digital Powerは、全方位型グリッドフォーミングソリューションを活用し、電力網の短絡電流レベル、慣性、およびブラックスタート機能を強化しています。サウジアラビアの「The Red Sea」プロジェクトでは、数千台のPCSがオフグリッドモードで並列接続され、数分以内にブラックスタートを実現することが可能です。Huawei Digital Powerは、セルから電力網までをカバーするESS安全保護システムを確立しています。スマートストリングアーキテクチャと厳格な品質管理により、製品安全性の確固たる基盤を築いています。研究開発からサービスに至るまで、製品ライフサイクル全体を網羅した品質管理により、システムの長期的な信頼性運用を実現しています。例えば、青海省のGolmudプロジェクトでは、13年間にわたり安定稼働を維持し、故障率は0.5%未満に抑えられています。Huawei Digital Powerは、エンドツーエンドの高品質な製品と技術を原動力として、ASEANにおけるPV+ESS産業をエネルギー変革の世界的ベンチマークへと発展させることに尽力しています。

ASEANのグリーンな未来は、安定的かつ効率的なエネルギーに根ざしています。AEBF-25において、Huawei Digital Powerは業界をリードするグリッドフォーミング技術とシステムレベルでの強みを披露しただけでなく、グリーンでスマート、そして持続可能な未来の構築に向けた同社の揺るぎないコミットメントを強調しました。今後、Huawei Digital Powerは研究開発への投資をさらに強化し、現地パートナーとの協力を一層深めながら、ASEANにおけるエネルギーミックスの変革を共同で推進していく方針です。同社は、テクノロジーこそがゼロカーボン社会を実現する鍵であると確信しています。Huawei Digital Powerは、強固なグリッドフォーミング技術を通じて、この道のりにおける信頼できるパートナーであり続けます。