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中国・杭州、2025年9月19日 /PRNewswire/ — 世界有数のAIoTソリューション・サービスプロバイダーであるダーファ・テクノロジーが、「Xinghan Large-scale AI Models(以下、星漢)」を正式に発表しました。これは、高度な視覚認識AIに、マルチ・モーダルや言語機能を統合した次世代の産業向けAIシステムです。現実世界の複雑な課題に対応するために開発された星漢は、同社の継続的なイノベーションを大きく前進させ、様々な分野でのスマート化を力強く支えます。
The Dahua Xinghan Large-Scale AI Model places visual analysis at its core, integrating multimodal capabilities and embedding deep industry expertise to create a large model tailored for diverse application scenarios. Built upon this real-world foundation, it serves as the key to achieving scalable and commercially viable AI solutions.
星漢を支える技術
星漢は、「機械に世界を真に理解させる」というミッションのもと、最先端の研究と現場での応用を試行錯誤しながら進化し続けてきました。中国語で「銀河」という意味の星漢は、エッジとクラウドを連携させたフルスタックの機能を備えることで、あらゆる産業で拡張性と柔軟性に優れたスマート化を実現しています。新たに刷新された星漢のアーキテクチャは、L・V・Mの3シリーズで構成されています。Lシリーズは自然言語の理解と対話に強みを持ち、VシリーズとMシリーズはより専門的な領域をカバーします。
Vシリーズ: 星漢ビジョン・モデル
高度な視覚知能と映像解析を基盤とし、人や車両といった主要な対象にフォーカスすることで、効率的かつ高精度なAIモデルを実現します。
主な機能は以下の通りです。
- 周界防御:従来のCNNベースAIモデルに比べて、20×20ピクセルの小さな対象も正確に識別可能。誤報を削減するとともにカメラの検知範囲を拡大します。
- ウィズ・トラッキン(WizTracking):複雑な遮蔽や姿勢変化にも対応できる次世代型の追跡アルゴリズム。従来に比べ、精度が50%向上しました。
- クラウド・マップ(Crowd Map):遠方にある小さな対象の検出性能を最大2倍に強化、雨天時には傘による視界遮蔽を補正し、精度を80%改善しました。分析範囲は2.5倍に拡大、最大5000人を同時に検出することが可能です。密集した環境や低照度下でも安定した性能を発揮します。
- シーン適応型AI WDR:映像の空間的・文脈的特徴を解析し、カメラ設定を自動的に最適化します。
- AIルール・アシスト:周界防御の侵入ルールを自動生成する機能。ワンクリック操作で高精度なシーン認識と自動解析を実現します。
Mシリーズ:星漢マルチモーダル・モデル
テキスト、画像、音声、映像といった異なる種類のデータを同時に処理・統合できる先進的なAIモデルです。情報処理の効率を大幅に高め、人と機械の自然な対話を可能にするとともに、幅広い応用シナリオを実現します。
主な機能は以下の通りです。
- ウィズシーク(WizSeek):自然言語による検索で映像調査を革新。対象(人物、車両、動物、物品など)を言葉で説明するだけで、録画データから即座に該当映像を検索できます。
- テキスト定義アラーム(Text-Defined Alarms): 警報を自然言語で設定可能。開発コストを大幅に削減し、現場の状況に応じた迅速かつ柔軟な設定を実現します。
星漢モデルの詳細については、こちらからご確認いただけます。
※数値は標準的なテスト環境での結果に基づいています。