台北、2025年8月13日 /PRNewswire/ — 革新的ドラッグデリバリーシステム分野におけるリーディングカンパニー、怡定興バイオメディカル株式会社(WCC Biomedical)は、薬局・小売業界の主要展示会「NACDS Total Store Expo(TSE)」に出展し、自社開発のWINMAP™マイクロニードルアレイパッチ(MAP)技術を中心に、最新技術とソリューションを披露する。また、新製品2品目を初公開する。

Synmosaバイオファーマグループ会長のPeter Lin氏(左から2番目)とWCCバイオメディカル会長のDr. TJ Liu氏(右から2番目)が、WCCバイオメディカルの成功デビューを祝う。
Synmosaバイオファーマグループ会長のPeter Lin氏(左から2番目)とWCCバイオメディカル会長のDr. TJ Liu氏(右から2番目)が、WCCバイオメディカルの成功デビューを祝う。

WINMAP™技術のワクチンおよび医薬品分野での応用を探求し、8月23日から25日まで米国カリフォルニア州サンディエゴで開催される「Total Store Expo」会場内、怡定興バイオメディカル(WCC Biomedical)ブース(#900)にて来場を歓迎する。

7月23日から27日に台湾で開催された「アジアバイオテクノロジーエキスポ(BIO Asia)」での初公開の成功に続き、怡定興バイオメディカルはTSE会場において新製品を実演し、来場者がマイクロニードルパッチ(MAP)ソリューションの利点を直接体験できる機会を提供する。今回発表する新しいMAP製品は、関節ケアパッチとハーブマカパッチの2種類で、いずれも標準的な可溶性WINMAPプラットフォームを採用している。怡定興は、重要なパートナーであり出資者でもある台湾の特色医薬品分野のリーディングカンパニー、健喬信元グループ(Synmosa Group)と共同出展する。

怡定興バイオメディカル代表取締役会長兼CEOの劉大佼(Ta-Jo Liu)は次のように述べた。
「WINMAP™プラットフォームは、処方スクリーニング設計、精密コーティングおよび充填技術、そして自動化大量生産を組み合わせた画期的なソリューションであり、マイクロニードル製造における新たな標準を打ち立てる。この革新的なプラットフォームを通じて、針を使わず無痛で、栄養補給および医薬品送達にさらなる可能性を切り拓くMAP技術を紹介していく。」

精度・スケール・一貫性:WINMAP™プラットフォームの三大コア優位性

次世代ドラッグデリバリーシステム「WINMAP™」は、医療グレードの高分子ポリマー製マイクロニードルを採用し、注射を必要とせず、皮膚を通して無痛で有効成分を送達することが可能である。本技術は、皮膚の穿透、溶解、拡散および処方最適化を組み合わせ、従来型の経皮パッチや外用クリームより優れた送達効果を実現する。

技術の特長

  • 無針・無痛送達:針の使用を回避し、感染リスクと患者の不快感を低減
  • スケール生産:自動化生産ラインにより年間1,000万枚以上の生産が可能で、高い歩留まりと一貫性を両立
  • 精密コーティング・充填(PLC)プロセス:カスタム成形、精密定量、インテリジェント乾燥、独自のコーティング技術を提供
  • 先進的な処方データベース:マイクロニードル材料データベース(MMDB)とマイクロニードル処方データベース(MFDB)により、迅速な開発とカスタム放出特性を備えたMAP製品の設計を支援し、即効性から制御放出まで対応可能

Video link: https://youtu.be/uZpOmihUX90

健康の公平性の推進

MAPは、患者の快適性を高めるだけでなく、医療資源が限られ、従来の注射療法の実施が難しい地域に対して有効な代替手段となる。開発途上国への医療支援が縮小する中、WINMAP™のような高効率ソリューションは、世界の健康の公平性を推進する上で大きな可能性を持つ。

詳細情報は、https://wccbiomedical.com/en/ を参照。

怡定興バイオメディカル株式会社について

怡定興バイオメディカルは2014年に設立され、台湾の著名な新竹サイエンスパークに本社を置く、革新的なドラッグデリバリーシステムに特化した台湾のバイオテクノロジー企業である。中核技術はマイクロニードルアレイパッチ(MAP)であり、精密ポリマー工学、スケール生産、先進的処方科学を統合し、ヘルスケア、医薬品、美容分野向けのマイクロニードルパッチ製品を開発している。米国、欧州、日本で取得した14件の特許と拡大を続けるグローバル展開を背景に、無痛・高効率かつ公平な方法で医薬品およびワクチン送達技術の革新を目指している。