北京、2025年7月23日 /PRNewswire/ — 2025年国際基礎科学大会(ICBS)が7月13日、中国の北京国家会議センターで正式に開幕し、世界中の優れた科学者たちが集い、画期的な2週間の会議が始まりました。同大会には、Shing-Tung Yau氏やAndrew Chi-Chih Yao氏をはじめとする4名のフィールズ賞受賞者、3名のノーベル賞受賞者、2名のチューリング賞受賞者に加え、80名以上のアカデミー会員および世界有数の研究機関から約1,000名の研究者が参加しています。
清華大学のLi Luming学長は、世界各国から集まった科学者たちを温かく迎え入れました。同氏は、ICBSが世界中の科学者たちにとって対話を交わし、協力を深めるための一流のプラットフォームへと発展したことを強調しました。清華大学は、Shing-Tung Yau教授による基礎科学の発展に向けた取り組みを今後も支援し、各国の科学者と協力して基礎研究の強化、科学技術革新の推進、社会経済の発展を促し、人類のより良い未来を共に築いていきます。
ICBS会長であり、フィールズ賞受賞者、清華大学主任教授でもあるShing-Tung Yau氏は、数学、物理学、情報科学における近年の重要なブレークスルーを強く示しました。同氏は、理論的なブレークスルーと技術革新によって牽引される新たな時代が到来しつつあると考えています。
Samuel C.C. Ting氏、Steven Chu氏、David Gross氏、Robert Tarjan氏、Shigefumi Mori氏、George Lusztig氏の6名の先駆的な科学者が、基礎科学への貢献を称える最高栄誉である「2025年基礎科学終身功労賞」を受賞しました。
同大会では、数学、物理学、情報科学の各分野において「フロンティア科学賞(FSA)」が118件授与され、受賞者は20か国以上にわたっています。世界的なAIリーダーであるOpenAIおよびMetaのFAIRチームも受賞者の一員となりました。
ICBSは2023年にShing-Tung Yau氏によって創設され、「人類のための科学の前進」をテーマに毎年開催されています。今後2週間にわたり、世界をリードする科学者400名超を含む約1,000名の研究者や学生が、北京応用数学研究院に集います。500以上のセッションが、数学、物理学、情報科学および工学を対象に開催され、最先端のAI研究、学際的なイノベーション、そして理論的ブレークスルーの最前線に焦点を当てます。ICBSは学術的な交流にとどまらず、7月19日に開催された特別イベント「清華デー」をはじめとする多彩なプログラムを通じて、若者の参加にも重点を置いています。
ICBS 2025は、国際的な協力と学術交流を通じた世界の科学の発展を称える場となっています。「科学は協力の上に成り立っています。」とYau氏は述べました。「ここから次の発見の時代が始まるのです。」