スペイン・セビリア、2025年6月11日 /PRNewswire/ — グローバルな技術系エンジニアリングコンサルティング会社Enertis Applus+は、スペイン・セビリアにおける47MW単軸トラッカー型PVプロジェクトの包括的分析を発表しました。本調査では、back-contact(BC)技術とtunnel oxide passivated contact(TOPCon)技術の商業的性能が比較されています。Energy Yield Assessment(EYA)は、LONGiが提供したモジュールデータに基づいて実施されました。その結果、LONGiのHPBC2.0モジュール「Hi-MO 9」は、発電効率、コスト管理、そして均等化発電コスト(LCOE)においてTOPCon代替品を大きく上回ることが確認され、世界中のユーティリティスケール太陽光発電への技術的裏付けを提供するものとなりました。 

重要所見:

  • 1Wあたりの発電量が3.4%高いHi-MO 9は初年度に2,209時間を発電し、TOPConと比べて2.4〜3.4%多く、プロジェクト収益を直接向上させました。
  • 価格プレミアムにも関わらずCAPEX同等Hi-MO 9はTOPConより0.7¢/W高い価格で提供されていますが、システム設計とコスト構造の最適化により、総設備投資(CAPEX)は同等レベルに抑えられました。

First Year Equivalent Power Generation Hours and CAPEX Comparison
First Year Equivalent Power Generation Hours and CAPEX Comparison

  • 業界最高水準のLCOE低減Hi-MO 9のLCOEは€0.02706/kWhで、TOPConモジュールと比較して3.92〜4.47%低い結果となりました。コスト優位性の要因:高い発電量による固定費の単位エネルギーあたり配分の削減;トラッカーとの高い互換性および電力損失の低減による変動費の圧縮 

LONGi BC Modules Outperform TOPCon in LCOE
LONGi BC Modules Outperform TOPCon in LCOE

本調査により、BC技術が「効率向上+コスト管理」の相乗効果によってライフタイムROI(投資利益率)を最大化する独自の能力を有していることが裏付けられました。Hi-MO 9は電力生産コストを大幅に削減することで、太陽光資産がグローバルなエネルギー市場でより競争力を持つことを可能にし、同時に脱炭素化の取り組みを加速させます。