東京都, 2025年5月13日 /PRNewswire/ — AIを活用したバッテリー最適化ソフトウェアプラットフォームを開発する英国のEatron Technologies Limited(イートロン・テクノロジーズ・リミテッド、以下イートロン)は、東京都の「外国企業GX(グリーントランスフォーメーション)サポート事業」への選定を受け、この度、東京に日本オフィスを開設いたしました。

 

Eatron Opens Tokyo Office Following Selection for Tokyo Metropolitan Government’s Prestigious Green Transformation Program
Eatron Opens Tokyo Office Following Selection for Tokyo Metropolitan Government’s Prestigious Green Transformation Program

 

本プログラムは、日本の脱炭素化と持続可能性の目標達成に貢献しうる高度な技術を有する海外企業を誘致・支援する目的で設けられています。イートロンは、20の国と地域から寄せられた59件の応募の中から、厳正な審査を経て選ばれた7社のうちの1社です。

イートロンは、リチウムイオンバッテリー向けに、AI、物理モデル、クラウド-エッジアーキテクチャを統合したインテリジェント最適化ソフトウェアを開発しています。これにより、稼働中のバッテリーの安全性、性能、寿命を向上させることが可能です。イートロンのソフトウェアは、電気自動車(EV)、軽車両、商用車、エネルギー貯蔵システム(ESS)など、幅広い分野で活用されています。特に、高パフォーマンスと長寿命を確保し、バッテリーのセカンドライフアプリケーションや循環型バッテリー経済を支援する上で不可欠な、バッテリーの充電状態(SoC)と健康状態(SoH)の正確な推定は主要な機能の一つです。

東京オフィスの開設は、イートロンのグローバル展開を加速させるとともに、日本の自動車OEM、バッテリーパックサプライヤー、Tier 1、ESSインテグレーターとの連携をより一層強化するものです。

イートロンは現在、バッテリーの安全性向上、バッテリー交換、モジュール式バッテリーシステムの最適化、フリートレベルのバッテリー分析といった分野を支援するため、複数のグローバルな研究開発および業界コンソーシアムに積極的に参画しています。これらの技術は、電動化戦略におけるコスト効率と柔軟性の向上に貢献することを目指しています。

東京オフィスは、今後5年間で日本における技術的および商業的業務を拡大する観点から、イートロンの現地採用とパートナーシップの拠点としても機能します。最初の採用では、エンジニアリング、事業開発、カスタマーサクセスの役割をサポートします。

イートロンのCEOであるUmut Genc(ウムト・ゲンチ)博士は、「東京都政府ならびに審査委員会の皆様からのご支援に心より感謝申し上げます。私たちの目標は、インテリジェントでスケーラブルなソフトウェアソリューションを提供することで、日本の電化と持続可能なエネルギーの目標達成に貢献することです」と述べています。

イートロンについて

イートロンは、AIを活用したバッテリー最適化ソフトウェアを開発し、安全性、効率性、性能においてお客様に優位性を提供しています。

高度な技術とワールドクラスのエンジニアリングにより、私たちは様々な産業が課題に取り組み、リスクを軽減し、電動化革命をリードできるよう支援しています。

https://eatron.com
https://www.linkedin.com/company/eatron-technologies
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ハイパーリンク

GX関連外国企業に対する支援プログラム – Invest Tokyo – スタートアップ・国際金融都市戦略室 –

Photo: https://mma.prnasia.com/media2/2685050/Eatron_Opens_Tokyo_Office.jpg?p=medium600