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55分野のトップ大学が明らかに
ロンドン, 2025年3月12日 /PRNewswire/ — 世界的な高等教育専門組織QSクアクアレリ・シモンズ(QS Quacquarelli Symonds)が「QS世界大学ランキング(研究分野別)」の第15版を発表しました。このランキングでは、100の国と地域にまたがる1700以上の大学で提供されている2万1000以上の学術プログラムを、55の研究分野と5つの学部領域にわたって比較しています。
QSのBen Sowter上級副社長は次のように述べています:「成熟した高等教育制度における資金調達の問題が深刻化する中、このセクターを支援することは、イノベーションと社会の進歩を推進する上できわめて重要です。米国、英国、オーストラリア、カナダの大学に対する財政的圧力が高まる中、過去最大規模の研究分野別ランキングでは、アジアと中東を中心とした新興市場が上昇していることが明らかになりました。」
分析によると、データ・サイエンス&AIのトップ100に34の新しい顔ぶれが加わり、未来産業分野の発展が明らかになりました。
コンピュータ・サイエンスのトップ50に45件の変動が見られ、工学・技術分野のトップ10に中国の大学が初めてランクインしました。新たに8つの国と地域がランクインし、171の教育機関が初めて登場、14の大学が関連分野のトップ10に躍り出ました。
世界全体の注目点
- 米国は3,245のランクインを果たし、55の分野のうち32でトップを占めています。そのうち、ハーバード大学が最も多く、19の分野でトップ、マサチューセッツ工科大学が12の分野で1位となっています。
- 英国は1,883のランクインを達成、18の分野でトップに立っています。ケンブリッジは4つの分野、オックスフォードはチューリッヒ工科大学と並んで3つの分野で1位を獲得しています。
- 中国本土が新たなランキング入りの数で首位を飾りました。北京大学と清華大学はそれぞれ2つの分野でトップ3に入っています。世界で最も改善された大学10校のうち7校が中国の大学です。
- オーストラリアでは、メルボルン大学とシドニー大学が、55分野中52分野で世界トップ100にランクインしています。
- スイスは世界で3番目に多く1位を獲得しています。チューリッヒ工科大学は、教育機関別ランキングで4番目に多い首位ランクイン数を達成しました。
- 香港は世界で最も改善された場所です。231分野中、上昇が68%、下落が6%、横ばいが15%という数字を記録しました。
- シンガポールは引き続き高い成果を示しており、ランクインのうち30%がトップ10入りを果たしました。この割合は世界最高です。
- KFUPMはアラブ地域で最多の分野ランクイン数を誇り、石油工学分野では5位となりました。
- ブラジルは、31の大学から333のランクインを果たし、ラテンアメリカでトップです。特に、サンパウロ大学は石油工学分野で9位、歯学分野で13位にランクインしました。
- インドの9つの機関から12の分野がトップ50にランクインしており、その中では、インド鉱山大学ダンバード校の鉱物・鉱業工学分野が20位でインドのトップに立っています。
- カナダの大学は工学と生物科学の分野で好成績を挙げています。トロント大学は、世界をリードする46の分野で上位50位入りを果たしています。
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