バルセロナ(スペイン)、2025年3月5日 /PRNewswire/ — MWCバルセロナ2025で、ファーウェイ・データ・ストレージ製品ライン担当プレジデントであるPeter Zhou博士が「AI対応データ・ストレージが通信会社から技術会社への変革を加速(AI-Ready Data Storage Accelerates Telco-to-Techco Transformation)」と題した基調講演を行いました。そのスピーチは、製品およびソリューションの発表イベントで行われました。
Peter Zhou博士は、AIによるさまざまな産業の変革がデータの黄金時代を生み出していると考えています。世界の通信事業者は、スマート・ホームやデジタル工場などのアプリケーションシナリオを活用し収益化することで、ビジネス価値を継続的に模索しています。そしてそれは、データ・ストレージ、サービス能力、ビジネス・モデルに対するより高い要求を意味しています。
こうした課題に対処するため、「ファーウェイ・データ・ストレージはAI対応のデータ・レイク・ソリューション、多様なデータ・ストレージ・サービス、FlashEverビジネス・モデルを提供し、通信事業者が乱雑なデータを高品質な資産に変え、データの価値を解き放つことができるように支援します」とPeter Zhou博士は述べています。
• データのサイロ化を解消し、データを可視化・管理可能にするAI対応データ・レイク
ミッションクリティカルな本番ワークロード向けに、ファーウェイは新世代のOceanStor Doradoコンバージド・オールフラッシュ・ストレージとOceanStor Aシリーズ・ハイパフォーマンスAIストレージを発表しました。これらのソリューションは、1億レベルのIOPS、金融グレードの信頼性、効率的なAIのトレーニングと推論を誇り、毎日数百億件の充電サービスと堅牢なモバイル金融サービスをサポートしています。さらに、強化されたオブジェクト・ストレージは、キャリア・サービスとクラウドネイティブおよびAIアプリケーションとのシームレスな統合を可能にします。
大量データ向けに、ファーウェイの新世代OceanStor Pacificオールフラッシュ・スケールアウト・ストレージは、業界最高レベルの密度と低消費電力を実現します。このストレージは、ライブ・ストリームやXRゲームなどの新興サービスからのコスト圧力に対応するため、エクサバイトレベルのスケーラビリティを提供します。
もう1つの新しい製品は、データ保護用の新世代OceanProtectオールフラッシュ・バックアップ・ストレージです。このストレージは、業界の代替製品よりも5倍高速なデータ復旧を実現し、緊急訓練やAIアプリケーション開発などのサービス・ニーズに対応し、あらゆるビットの価値を保護します。
• キャリアのAI進化を促進する多様なデータ・ストレージ・サービス
通信事業者はAIを導入する上で、データ・エンジニアリングの弱さ、効率的なAIモデル開発プラットフォームの不十分さ、データ準備時間の長さ、モデル・トレーニングの遅さ、複雑なAIアプリケーション開発など、いくつかの課題に直面しています。ファーウェイのDCS AIソリューションは、ワンストップのAIフルプロセス・ツールチェーンとコンテナ化環境を提供し、AIモデルの微調整と大規模展開を加速します。
• キャリアの投資を最大化するFlashEverのビジネス・モデル
サービスや技術の変化により、通信事業者に対する投資需要は高まっています。FlashEverは、投資を保護するビジネス・モデルであり、ライブネットワーク機器のシームレスなアップグレードを可能にする進化的で柔軟なアーキテクチャを提供します。また、ファーウェイのストレージ・プラットフォーム・サービスは、柔軟な購入オプション、SLA保証、多様なストレージおよびデータ・サービスを提供し、高品質の顧客体験を保証します。
Peter Zhou博士は、ファーウェイの継続的なイノベーションへのコミットメントを再確認し、特に、キャリア業界全体でAI導入を促進するために、AI対応のデータ・ストレージ基盤と将来性のあるストレージ・パワーの構築に注力することを確約しました。