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シンガポール、2025年2月26日 /PRNewswire/ — シンガポールの南洋理工大学(NTUシンガポール)と、グローバルなスマート太陽光発電(PV)およびエネルギー貯蔵ソリューションプロバイダーであるトリナ・ソーラー(Trinasolar)は、再生可能エネルギー分野における効率性、信頼性、経済的実現可能性を向上させるため、スマートエネルギー貯蔵システム(ESS)の開発に向けて協業しています。
(L-R) Executive Director of ERI@N Professor Madhavi Srinivasan and Executive President of Trinasolar, Helena Li signed a technology research collaboration agreement at Trinasolar’s Regional Headquarters in Singapore.
太陽光、風力、水素エネルギーの導入が世界的に拡大する中、エネルギー貯蔵技術は電力網の安定性を確保し、エネルギー利用の最適化を図る上で重要な役割を果たします。
NTUのエネルギー研究所(ERI@N)が主導する本協業は、投資判断の精度向上、インテリジェントなエネルギー予測によるシステム安定性の強化、多様なエネルギー貯蔵用途に対応するスマート最適化アルゴリズムの導入を目的としたAI駆動型ツールの開発を目指しています。
トリナ・ソーラーのPVおよびESS技術に関する専門知識と、NTUのエネルギー革新における先端研究を融合させることで、本協業はスマートエネルギー貯蔵における主要な課題の解決を目指し、以下の3つの戦略的重点領域に取り組んでいきます。
- スマート投資意思決定
- AI駆動型予測による系統安定性の確保
- スマート最適化アルゴリズム
NTUとトリナ・ソーラーは、技術研究協力協定の締結を通じて正式に提携を締結しました。
NTU副学長(産業担当)のラム・キン・ヨン教授は、学術界と産業界の連携の重要性を強調し、以下のように述べました。「NTUとトリナ・ソーラーの提携は、低炭素社会の実現に向けた世界的な取り組みを支援するエネルギー技術の発展に貢献するという当大学の強い使命を反映しています。NTUは業界関係者との強固な連携を有し、再生可能エネルギーの電力網に関する産学連携の成功実績も豊富です。これにより、本共同研究で生み出された知的財産の円滑な商業化が可能となります。最先端の研究を産業のニーズと結び付けることで、より持続可能でエネルギー回復力の高い未来を築くための革新的なソリューションを創出していきたいと考えています。」
トリナ・ソーラーのエグゼクティブプレジデントであるヘレナ・リー氏は、最先端の太陽光発電ソリューションを創出するための研究開発協力への同社の取り組みを強調し、以下のように述べました。「トリナ・ソーラーは、30種類の世界記録を保持するPVおよびESSソリューションの世界的なリーディングメーカーの1社として、グローバルな太陽光・エネルギー貯蔵市場のトレンドと最先端技術に関する専門知識を提供します。私たちは、学術的卓越性で知られるトップクラスの研究機関であるNTUと協力できることを誇りに思っています。本取り組みは、コスト最適化、投資収益率(ROI)の向上、システムの信頼性強化を含む、エネルギー貯蔵システムの利用者に具体的な価値を提供することを目的としています。」
トリナ・ソーラーとNTUシンガポールは、AI駆動型エネルギー貯蔵技術の応用をさらに深化させ、再生可能エネルギー分野の進化するニーズに対応する革新技術の開発に取り組んでいきます。