ミュンヘンと東京, 2025年2月18日 /PRNewswire/ — ドイツのエレクトロケア社と日立は、5年間の技術移転およびライセンス契約を締結した。

日立は、クリーンな合成メタンを生産する日本初のバイオメタネーションプラントを2027年までに試運転させることをめざし、エレクトロケア社の特許技術を導入する。

エレクトロケア社の商業規模のパワーツーメタン技術は、日本において温室効果ガスの排出を大幅に削減することに貢献し、コスト効率が高く、化石燃料ベースの天然ガスをそのまま置き換え可能な燃料として提供する。日立はライセンス契約の下で、エレクトロケア社のバイオメタネーション技術を日本全土に導入するための追加ライセンス購入のオプションを保持する。

日本は、2030年度までに温室効果ガス排出量を2013年度比で46%削減し、2050年までにカーボンニュートラルを達成すること、そのために、2030年までに既存のインフラに1%の合成メタンを注入することで、その他の手段と合わせてガスの5%をカーボンニュートラル化し、2050年には合成メタンの注入を90%に増加させることをめざしている。エレクトロケア社の技術の導入は、こうした日本の取り組みへの貢献につながる。

「日立が日本へのバイオメタネーション導入に向けて、当社の独自のパワーツーメタン技術を採用してくれたことを大変嬉しく思う。世界的なエネルギーリーダーとのパートナーシップは、当社の国際的な認知度を高め、アジア全域への拡大にとって重要な鍵となるであろう。合成メタンは、日本が掲げる意欲的な温室効果ガス排出削減目標の達成において、重要な役割を果たすと確信している。また、当社の最先端技術が尊敬される業界のリーダーたちに認められたことを誇りに思う。」と、エレクトロケア社CTO兼マネージングディレクターのハーフェンブラドル・ドリス氏は述べた。

【エレクトロケア社について】

エレクトロケア社は、パワーツーガス技術のリーディングプロバイダーであり、再生可能な合 成メタンを生成するための特許技術を有している。同社の独自のバイオメタネーションプロセ スは、余剰の再生可能電力と排出されたCO2を利用し、既存のガス供給網やインフラを通じて 貯蔵・輸送ができる再生可能な燃料を生成するものであり、ドイツ、スイス、アメリカの各プ ラントで実証されている。気候変動対策に特化したこの技術は、持続可能なエネルギーの長期 的な貯蔵と輸送を促進し、化石燃料ベースの天然ガスに代わる、安全で代替可能な燃料を提供 する。
本社はドイツのミュンヘンにあり、オフィスはデンマークとアメリカにあります。

詳細は当社のウェブサイトをご覧ください。www.electrochaea.com

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