上海、 2025年2月13日 /PRNewswire/ — japanese.shanghai.gov.cnからのニュースレポート

上海市政府は8年連続でビジネス環境改善活動会議を開催し、今年2月5日に開催された最新の会議で、最新のビジネス環境改善行動計画(バージョン8.0)を発表しました。新たな行動計画は市場主体のニーズによりよく満たし、都市の経済成長にさらなる活力をもたらすことが期待されると、政府関係者や市場専門家は同会議で述べました。

上海市発展改革委員会ビジネス環境建処の盧愛国処長によると、この計画は、より具体的で実務的な58項目の対策を打ち出すことで、企業の体験度を高めることを目指しているといいます。

盧氏は、新たな計画の焦点の一つは、世界銀行のB-READY評価システムに照準を合わせる改革を深化させることだと述べました。この面においては、市場参入、運営場所の取得、インフラ、公共サービス、国際貿易、市場競争などを含む10の関連改革措置が導入されました。

国際貿易に関して、上海はハイテク貨物に対する布控検査(対象を絞った管理と検査)モデルの適用範囲を拡大し、研究開発や試験のための品目輸入の試行を最適化します。また、事前申告等の改革措置を実施し、通関手続きの円滑化レベルを向上させます。

企業のための総合サービスを最適化するために、行動計画バージョン8.0に24の措置が盛り込まれています。

中小・零細企業に対するシームレスな継続融資と短期継続融資へ政策的な支援を提供するために、より革新的な金融商品を導入します。また、現地市場をさらに開放するとともに、中国国内企業の海外進出のためにより多くの便利を提供します。専門サービス機関が「一帯一路」諸国において海外進出サービス拠点を設立することを支援します。

そのほか、外国人材向けのビザや出入国サービスの利便性を向上させます。より多くの外国投資プロジェクトの導入や重大外資プロジェクトの早期実施に取り組んでいきます。

トヨタ自動車は2月5日に、レクサスの新プロジェクトを上海に導入することで上海市政府と合意に達し、LEXUSレクサスの純電気自動車・バッテリーの研究開発・生産に携わる新会社を上海市の金山区に設立することを発表しました。

トヨタによると、上海および周辺地域の先進的で成熟した産業チェーン基盤、物流ネットワーク、人材供給、市場規模がこの新プロジェクトを上海に導入する主な理由だといいます。

企業のための総合サービスの最適化において、中国(上海)自由貿易試験区などにおけるデータ越境移転ネガティブリスト及び操作ガイドラインの策定も言及されました。

さらに、企業関連の監督管理検査を改善するための14の措置も行動計画バージョン8.0に含まれています。

詳細については:

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