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ALCOR ScientificのiSED®分析装置、医療で最も広く実施されている検査の一つで検査室の物流体制を一新し、患者ケアを向上
- 検体安定性が7倍長く維持されることを独立検証で確認ALCOR ScientificのiSED分析装置で測定したESR検体は、室温で最大28時間、冷蔵で48時間まで正確な測定結果が得られ、従来のウェスターグレン法の4時間制限を上回りました。
- 現代の検査室の物流における画期的進歩。検体安定性の延長により、採血拠点の分散、配送ルートの長距離化、人員不足に対応する臨床検査室では、ワークフローの効率化とコスト削減につながります。
- 患者ケアの向上。室温で丸1日を超えて安定性が維持されるため、遅延した検体や時間外に届いた検体でも安心して検査でき、検体の却下や再採血を減らしながら、検査結果と患者体験の向上につながります。
ロードアイランド州スミスフィールド, 2026年9月18日 /PRNewswire/ — 100年にわたり、赤血球沈降速度(ESR)という検査を静かに左右してきた数字があります。ESRは、感染症、自己免疫疾患、その他の疾患の診断や経過観察に医師が頼る検査です。その数字は4です。つまり、従来のESR検体については、検査結果の信頼性が失われる前に、4時間以内に検査を行うか、冷蔵保存しなければならないという、ごく限られた時間枠があったのです。Diagnostics誌に掲載された新たな査読付き研究によると、その期限はもはや過去のものです。
本研究では、ALCOR ScientificのiSED®分析装置でフォトメトリック・レオロジーを用いて測定したESR検体について、室温で最大28時間、冷蔵で48時間まで正確性が維持されることがわかりました。室温での安定性は、従来のウェスターグレン法の4時間制限の7倍です。
その影響は大きなものです。医療で最も広く行われている検査の一つが、もはや4時間という制限に縛られることはありません。臨床検査室が採血拠点の分散、配送ルートの長距離化、人員不足に対応する中、検体安定性の延長は、検査室と患者の双方に直ちにメリットをもたらします。
研究論文「フォトメトリック・レオロジー技術を用いた赤血球沈降速度の測定は、ウェスターグレン法と比較して優れた検体安定性を示す」の全文は、https://www.mdpi.com/2075-4418/16/16/2648で閲覧できます。
配送車の荷台に潜む問題
ESRは、医療で最も古くから用いられている検査の一つであり、最も頻繁に依頼される検査の一つでもあります。毎年数百万件が実施されています。ESRは、迅速かつ低コストで利用できる炎症マーカーであり、感染症や関節リウマチなどの自己免疫疾患、巨細胞性動脈炎などの炎症性疾患、さらには一部のがんまで、さまざまな疾患の検出や経過観察に役立ちます。特定の分子を測定する検査とは異なり、ESRが測定するのは赤血球の挙動です。試験管内で赤血球がどれほど速く凝集・沈降するかという挙動であり、このためESRは時間や温度の影響を非常に受けやすくなります。
この弱点は、現代の検査室の運用実態とは真っ向から相いれません。その一方で、検査室は一元化された大量処理センターへと集約されつつあり、採血拠点の増加や人員不足への対応も迫られています。採血されてから分析装置で測定されるまでの間には、複数の立ち寄り先を回るルートで検体をまとめて輸送する配送網があり、多くの場合、十分な温度管理のない車両で何時間も運ばれます。この一連の流れ全体で厳格な4時間制限を守ることは、多くの場合、不可能です。さらに厄介なのは、劣化した検体でも、それを示す印が付いて届くわけではないため、問題が見えないことです。外見上はまったく正常な状態で届き、その検査結果も他の検体と同様に報告され、それに基づいて対応が行われます。
重力を超えて:炎症を測る新たな方法
iSED分析装置は、ESR検査に根本的に異なるアプローチを採用しています。フォトメトリック・レオロジー技術を用い、温度制御されたフローセル内で、赤血球沈降の最初かつ最も重要な段階である赤血球凝集を光学的に捉え、20秒未満で結果を算出します。制御された環境で凝集過程のごく初期を測定するため、iSED分析装置は、従来法の測定結果を損なう時間経過に伴う変化の影響をほとんど受けません。その結果、検体安定性は従来法の7倍に延長されます。
4時間から28時間へ:検査室にとっての画期的進歩
ESR検体の安定性を4時間から28時間に延長できることは、検査室の物流面での画期的な進歩であり、検査室と患者に、次のようなすぐに得られる具体的なメリットをもたらします。
- 信頼性の高い検査結果:特に検体が長距離輸送される場合や遅延した場合でも、一つひとつの検査結果への信頼が高まります。
- 検体却下の減少:輸送中に遅延した検体や、最小限の人員体制となる時間帯に受け取った検体でも、安心して検査できます。
- 患者の穿刺回数を削減:一般的な血液検査のために患者が再採血を受ける負担を軽減します。
- 1本の採血管で2つの検査:安定性が長く維持されるため、同じEDTA採血管でESR検査とCBC検査の両方を行うことが可能になり、ESR検査の追加依頼にも対応できます。
- ワークフローの効率化とコスト削減:深刻化する人員不足に対応する臨床検査室にとって、大きな利点となります。
「何十年もの間、検査室は、検体安定性の限界を前提にESRワークフロー全体を構築せざるを得ませんでした。室温での安定性をさらに24時間延長できることは、状況を一変させます。物流面を改善するだけでなく、信頼性の高い結果を確保することで、患者ケアそのものを向上させます。検査室が丸1日にわたり検体の安定性を確実に保てることは、単なる利便性の向上ではありません。より良い医療なのです。」とALCOR ScientificのCEO、Jim Postは述べました。
本研究について
「フォトメトリック・レオロジー技術を用いた赤血球沈降速度の測定は、ウェスターグレン法と比較して優れた検体安定性を示す」と題する本研究は、Koshy、Lamazares、Evans、JortaniによりDiagnostics誌(2026;16(16):2648)に掲載されました。本研究は、2か所の病院で機関内審査委員会(IRB)の承認の下に実施され、ALCOR Scientificから資金提供を受けました。
ALCOR Scientificについて
ALCOR Scientificは、検査室の業務効率を最適化する診断技術を開発しています。2011年設立の同社は、バイオサイエンスに関する深い知見と最先端の製造技術を活用し、医療提供者が時間を節約し、患者ケアを向上できるよう支援する、変革をもたらすソリューションを設計しています。ALCOR Scientificは、あらゆる検査室の処理量やワークフローに対応した、赤血球沈降速度(ESR)検査向けの完全自動化ソリューションを提供する数少ないプロバイダーの一つです。詳細については、alcorscientific.comをご覧ください。
メディアお問い合わせ先
Megan McCutcheon(ALCOR Scientific)
Eメール:mmccutcheon@alcorscientific.com


