「熱+膜」の二重技術がグリーン水処理ソリューションを牽引し、プロジェクト実装における世界的ベンチマークを確立

上海、2025年12月31日 /PRNewswire/ — Shanghai Electric(SEHK: 2727、SSE: 601727)は、国際海水淡水化・水再利用協会(International Desalination and Reuse Association、IDRA)およびGlobal Water Intelligence(GWI)が最近発表した統計によると、2024年から2025年にかけての新設海水淡水化プロジェクトの容量において、前回の順位から4位上昇し、世界第5位にランクインしました。


過去10年間(2016年~2025年)の累計プロジェクト処理能力においても、Shanghai Electricは世界第8位にランクインしており、前回の順位から3位上昇しました。IDRAは1973年以降、海水淡水化および水再利用分野のコミュニティを結び付けてきた世界的な非営利団体であり、GWIは過去20年以上にわたり世界の水分野における主要なマーケット・インテリジェンス・プロバイダーとして知られています。

Shanghai Electricの広報担当者は、今回の順位向上について、Shanghai Electricの海水淡水化分野における専門性およびプロジェクト遂行力が国際的に高く評価された結果であると説明し、この成果は、熱方式および膜方式の両技術において10年以上にわたる継続的な開発の積み重ねによって築かれたものであると強調しました。今後もShanghai Electricは、世界的な水不足という課題に対応するため、環境配慮型で高性能かつコスト効率に優れた海水淡水化ソリューションの提供に引き続き取り組んでいきます。

Shanghai Electricは、熱方式の多重効用蒸留(MEDおよび膜方式の逆浸透(ROという二大中核技術の双方を習得した数少ない世界的企業の一つであり、二重技術による包括的なソリューションを提供しています。同社の海水淡水化に関する専門性は、単独の水供給用途にとどまらず、現在では多様な産業用途へと拡大しています。

同社は、廃熱回収と資源の有効活用を革新的に統合することで、包括的でエネルギー効率に優れ、高い処理能力を備えた海水淡水化ソリューションを提供しています。用途別に最適化されたこれらのシステムにより、発電、鉄鋼、化学製造などの重要な沿岸産業向けに、高品質な淡水の安定供給を確保しています。

長年にわたり、Shanghai Electricは、技術的信頼性、プロジェクト遂行力、そして国際的なブランド力において世界的に高い評価を獲得してきました。今回の大幅な順位上昇は、海水淡水化分野全体を網羅する同グループの包括的な技術ソリューションと、国内外における大規模プロジェクトを数多く成功裏に完遂してきた確かな実績によって支えられています。

  • ブルネイにおけるHengyi PMB石油化学プロジェクトは、日量3×12,500トンの処理能力を有するベンチマークプロジェクトであり、世界で初めて低温多重効用蒸留(LT-MED)と温水フラッシュ蒸気を組み合わせた技術を採用するとともに、完全に独立した知的財産権を保有しています。
  • Zhejiang Petroleum & Chemical Co., Ltd.の廃熱利用海水淡水化プロジェクトは、Shanghai Electricが中国国内で手掛けた最大の熱方式海水淡水化EPCプロジェクトであり、第1期および第2期を合わせて日量30万5,000トンの処理能力を有し、産業廃熱を動力源とする前進多重効用蒸留(F-MED)技術を採用しています。
  • 煙台におけるYulong Petrochemical熱・膜ハイブリッド海水淡水化プロジェクトは、日量16万トンの処理能力を有し、熱方式と膜方式を統合した新たなF-MED-ROハイブリッド技術を採用しています。低温産業廃熱を回収・活用する「カスケード利用」の手法を採用することで、グリーンかつ低炭素で、資源効率に優れた水生産を実現しています。同プロジェクトは、世界最大の熱・膜ハイブリッド型海水淡水化プロジェクトとして位置付けられています。

今後もShanghai Electricは、包括的な技術ポートフォリオと豊富なグローバルプロジェクトの実績を最大限に活用し、世界中の顧客に向けて、より環境配慮型で、より経済的かつ高信頼性の持続可能な水ソリューションを提供していきます。同グループは、世界的な水不足という課題の解決に引き続き注力し、「中国の知恵」と「Shanghai Electricソリューション」を一貫して提供し続けていきます。

詳細については、https://www.shanghai-electric.com/group_en/ をご覧ください。