スペイン・マドリード、2025年9月26日/ PRNewswire / — ユニオンペイ・インターナショナル(以下、ユニオンペイ)は、欧州でシームレスな決済環境の整備を進めた結果、現在では欧州全体の9割を超える国と地域でサービスが利用できるようになったと発表しました。これにより、現地の住民はもちろん、海外からの旅行者にとっても便利で安心な決済手段が広がっています。

ユニオンペイは欧州で、さまざまな決済シーンを幅広くカバーしています。POS端末を備える加盟店の8割以上でカードが使えるほか、非接触決済「UnionPay QuickPass」も600万店以上で利用可能です。公共交通機関や飲食店、ホテル、スーパー、観光施設のチケット販売など利用先は多岐にわたり、2025年以降は欧州各地で取引件数が2倍以上に増加するなど、利用拡大が加速しています。

欧州の大手小売・ホスピタリティ企業も次々と導入を進めています。空港免税店をはじめ、フランスのギャラリー・ラファイエット、英国のハロッズ、スペインのエル・コルテ・イングレス、さらにバリューリテールが運営する9つのプレミアム・アウトレットでもカード決済が可能で、大半の店舗はモバイル決済にも対応しています。レストランやファストフード、カフェなどの外食分野でも広がりを見せ、フォーシーズンズ、シャングリラ、パークハイアットといった世界的なホテル・グループも、欧州主要拠点でユニオンペイ決済を導入しています。また、英国ではDojoとの提携により、ホスピタリティ業界を中心に11万店舗以上で利用可能となりました。

ユニオンペイは旅行・観光分野でも定着しつつあります。ドイツ、スペイン、イタリアでは都市交通や都市間移動、レンタカー決済に対応。ロンドン・アイ、ディズニーランド・パリ、バルセロナのサグラダ・ファミリアなどの人気観光地でも、オンライン決済でユニオンペイが利用可能です。また、欧州全域にある約4万台のセレクタ社の自動販売機にも対応しています。

欧州ではカード発行も進んでおり、セルビア、イタリア、スペインなど13か国で累計100万枚を突破しています。スペイン、フランス、ドイツなど欧州経済地域(EEA)の利用者は「Yi An」アプリを通じてPecunPayユニオンペイ・カードを申し込むことができ、欧州全域と世界183の国・地域で利用可能です。さらに、QRコード決済ではWeChat PayやAlipayとも連動し、中国旅行時の利便性を高めています。

ビザの免除や直行便の増加を背景に、中国は欧州からの旅行者の間で人気が上昇しています。これに合わせて、ユニオンペイの「Project Excellence」は訪中旅行者の決済環境をさらに快適に整えます。中国国内の広範な加盟店網に加え、北京や広州、成都、南京といった主要都市ではユニオンペイ・カードへの即時免税還付サービスも導入され、欧州からの旅行者にスムーズな決済体験を提供しています

こうした基盤整備は双方にメリットをもたらします。欧州市民の日常利用や旅行ニーズに応えられる一方で、中国をはじめとする世界中のユニオンペイ利用者、なかでもとりわけ急増する中国人旅行者を欧州の加盟店に呼び込む効果も期待されます。ユニオンペイは今後も現地加盟店や中国の発行銀行と連携し、利用者向けの限定キャンペーンなどを通じて消費拡大を後押ししていく方針です。

欧州以外でも、ユニオンペイは83の国と地域で数億枚規模のカードを発行しており、世界中で広がる旅行とビジネス交流を支えています。