マスカット(オマーン), 2025年8月15日 /PRNewswire/ — オマーン国は、国家グリーン水素戦略の統括機関であるHydromを通じて、現在進行中のグリーン水素入札における第3ラウンドで落札されるプロジェクトの商業的実行可能性を高めることを目的とした新たな財政優遇措置を発表しました。これらの措置は、今年初めにHydromが実施した市場調査および変化し続ける世界市場の動向に対する的確な対応であり、同国が世界で最も体系的かつ投資準備が整った水素エコシステムの一つであるという地位を改めて裏付けるものです。

Oman Announces New Fiscal Incentives for R3
Oman Announces New Fiscal Incentives for R3

新たな優遇措置には、開発段階における土地リース料の90%削減に加え、フロントエンドのエンジニアリングおよび設計(FEED)段階におけるさらなる軽減の可能性、大幅な基礎ロイヤルティの引き下げ(生産初期数年間)、および最長10年間の法人税免除が含まれます。これらの措置は総じて、初期段階におけるプロジェクトの経済性を支援し、内部収益率の向上を図るとともに、最終投資決定に向けた迅速な進展を促進することを目的としています。

柔軟性、透明性、拡張性を中核に据えて設計されたオマーンの入札第3ラウンドは、強い推進力をもって進行しており、ドゥクムに最大300平方キロメートルの土地区画を提供するとともに、最低100平方キロメートルを対象とするプロジェクト提案を募集しています。入札者は、ブロック内でプロジェクトの占有範囲を柔軟に設定することができ、各自の開発戦略や市場要件に適合した構成を行うことが可能です。

これまでに、グリーン水素バリューチェーン全体にわたる主要産業企業やコンソーシアムから、約100件の登録が寄せられています。この力強い市場の反応は、体系的かつ政策的な支援を伴うグリーン水素開発機会に対する根強い需要を浮き彫りにしています。第3ラウンドは、競争力があり体系的な環境の中で事業規模の拡大を目指す、意欲的な先行企業や機関投資家を引き続き惹きつけています。

資格審査申請書(SoQ)の提出期間は2025年10月31日まで開かれており、Hydromは、関心を持つすべての関係者に対し、専用プラットフォームを通じて登録および書類の提出を行うよう呼びかけています。第3ラウンドにおける強力なコンソーシアムの形成を支援するため、Hydromは、戦略的なプロジェクトパートナーシップを求める有資格参加者同士を効果的に結びつけてきた実績のあるツールであるコンソーシアム・マッチメイキング・リストの更新版を公開します。

詳細については、以下をご覧ください:www.hydrom.om

写真 – https://mma.prnasia.com/media2/2749934/Hydrom.jpg?p=medium600