中国国際現代化鉄道技術・設備展覧会(MODERN RAILWAYS 2025)が同時開催

北京、2025年7月11日 /PRNewswire/ — チャイナデイリー(China Daily)ニュースレポート

 

Video: China’s High-Speed Rail Creating a Better Life

China State Railway Group Co., Ltd.(CR)は、第12回高速鉄道世界会議(World Congress on High-Speed Rail)が2025年7月8日から11日まで北京で開催され、CRとInternational Union of Railways(UIC)が共同開催された旨の発表を行いました。今回のテーマは、「高速鉄道~革新と発展でより良い生活へ(High-Speed Rail:Innovation and Development for a Better Life)」でした。会場には、60以上の国と地域、および国際機関や国内代表者から政府関係者、外交使節、企業幹部、専門家、学識者ら含む2千人を超える参加者が集結しました。参加者からは、近年の中国における高速鉄道の急速な発展と優れた成果を高く評価する声が上がっています。高速鉄道の未来に関する革新と発展の主要課題について、広範な合意が形成されました。

この会議は、高速鉄道の成果をアピールしつつ、技術交流や産業協力の促進に向けた世界規模のプラットフォームとしての役割を果たしました。会期中は円卓会議が2回、技術セッションが30回開催されており、200名以上の経営幹部、専門家、学者らが革新について意見交換を行いました。また、27の国と国際機関から700件を超える論文が寄せられ、最先端のアイディアや新鮮な視点が集約しました。

同時開催された中国国際現代化鉄道技術・設備展覧会(MODERN RAILWAYS 2025)には、14の国と地域から521社が参加しました。また、鉄道ドローンによるインテリジェント検査など、数多くの先進技術やハイエンド機器が披露されました。中国の次世代高速鉄道車両「復興号(Fuxing)CR450」や磁気浮上式列車など、30種類の革新的な列車モデルが展示されました。3万種類以上の展示品と7万2千人以上の来場者を動員した今回の会議では、高速鉄道技術の未来が広く一般に紹介されました。

加えて、会期中には、China State Railway Group Co., Ltd.(CR)とフランス、スペイン、カザフスタン、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、ベラルーシ、ラオス、マレーシアなどの鉄道グループとの間で協力協定が締結されています。また、この会議では鉄道をテーマにした科学普及活動、鉄道ファン同士の交流、技術視察なども行われ、高速鉄道文化の促進や国境を超えた相互学習に加え、交流の架け橋の構築が図られました。

現在、中国は世界全体の70%を超える、実に4万8千キロにも及ぶ高速鉄道網を有しており、50万人都市の97%を網羅しています。超電導リニアモーターカー「復興号」は、最高時速350キロで運行しており、毎日1万本以上が1,600万人以上の乗客を輸送し、その運行回数は229億回を超えています。中国はInternational Union of Railways(UIC)が制定した13のシステムレベル国際基準のすべてにおいて開発の主導権を有しており、専門知識の提供と世界の鉄道技術の発展に貢献しています。