マイアミ, 2025年6月4日 /PRNewswire/ — 再生可能エネルギー分野の大手企業であるEnfinity Global Inc.は、合計380 MWに及ぶ大規模なバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)プロジェクト2件における約49%の少数株式持分を、日本の大手金融機関である大和証券グループ.のオルタナティブ資産運用部門である大和エナジー・インフラ社(DEI)に譲渡しました。Enfinity Globalは約51%の支配権を引き続き保有し、両プロジェクトの開発および建設に加え、長期的な運用に於けるアセットマネージャーとしての役割も担う予定です。

最初のプロジェクトは、米国ERCOT電力系統のヒューストン地域に位置する250 MWのBESSで、2時間の持続時間と500 MWhの容量を有しています。2件目のプロジェクトは、イタリアのヴェネト州に位置する130 MWのBESSで、4時間の持続時間と520 MWhの容量を有しています。両プロジェクトは、2027年までに運転開始予定です。

これら2件のプロジェクトにおけるEnfinityとDEIのグローバルな協業は、米国およびイタリアにおける電力系統のレジリエンス強化に貢献し、データセンター、人工知能、産業の電化といった増大する電力需要を支えることになります。

「米国およびイタリアに新たな投資をもたらすために、日本を代表する金融機関の一つである 大和エナジー・インフラと業務提携できることを光栄に思います。」と、Enfinity GlobalのCEOであるCarlos Domenech氏は述べています。「これは両社にとって有益な提携であり、実証的なケーススタディとなります。電力系統の強化、需要家へ信頼性が高く競争力のあるクリーンエネルギーの供給加速、魅力的なリターンを伴う国境を越えた資本投資、そして長期的に責任を持ち開発を進める事業者による世界最高水準のソリューションの導入を実現するものです。

「再生可能エネルギーの発電能力の増加と、データセンターを中心とした堅調な電力需要により、世界的にエネルギー貯蔵にとって好機となっている現在の市場環境において、このパートナーシップは、 DEI が再生可能エネルギーおよび蓄電分野のポートフォリオをグローバルにさらに拡大していくうえで重要な一歩になると確信しています。 Enfinity Global は優れたパートナーであり、世界中で急成長する再生可能エネルギーおよびエネルギー貯蔵市場において、その機会を的確に捉える体制が整っている企業です。」と、DEIの副社長である早川淳氏は述べています。

「当社の米国およびイタリアにおける BESS プロジェクトに、資本パートナーとして大和エナジー・インフラを迎え入れることができ、大変嬉しく思います。当社のグローバルポートフォリオに長期的かつ志を同じくする投資家を株主として迎えることは、成長の加速とリターンの最適化を図るための資本形成戦略の中核を成しています。」と、Enfinity Globalの資本部門グローバル・ヘッド兼米州担当ゼネラルマネージャーであるRicardo Diaz氏はコメントしています。

Enfinity Globalは、米国に本拠を置く急成長中の独立系発電事業者(IPP)であり、世界的に多様化したポートフォリオとして、太陽光および風力発電プロジェクト20.9 GW、バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)14.6 GWを含む合計35.5 GWを保有しています。同社は現在、1.1 GWの稼働資産と、さらに1.2 GWの建設中資産を保有しています。

本取引においては、EnfinityはリーガルアドバイザーとしてWinston & StrawnおよびDLA Piperの支援を受けました。また、大和エナジー・インフラはOrrick Herrington & Sutcliffe、Ensight Energy Consulting、およびErnst & Youngから助言を受けています。

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