ミュンヘン、2025年5月11日 /PRNewswire/ — Intersolar Europe 2025は、5月7日から9日までミュンヘンで開催されています。Huawei Digital Powerは、あらゆるシナリオに対応するグリッドフォーミング型のスマートPV+ESS製品およびソリューションを出展しています。これらの最先端技術と実績あるビジネス活用は、新たな電力システムの構築を加速させ、世界の再生可能エネルギー産業を高品質な発展へと導いています。


カーボンニュートラルとエネルギー転換は、いまや世界共通の使命となっています。これにより、より多くの再生可能エネルギーを活用し、発電、送電、配電、消費の各段階でより多くのパワーエレクトロニクス機器を使用するための新たな電力システムの構築が求められています。新たな電力システムは、エネルギーフローと情報フローを統合しています。情報フローによってエネルギーフローを制御する「ビットがワットを管理する」アプローチは、柔軟な電力配分、安全性、信頼性、安定したグリッドフォーミング制御を可能にし、不可欠な要素となっています。


ユーティリティ規模のシナリオにおいて、Huaweiのユーティリティ向けスマートストリング・グリッドフォーミングESSは、あらゆるシナリオに対応するグリッドフォーミング、セルからグリッドまでの安全性、ライフサイクル全体にわたる最適な投資、そして全工程のデジタル化を実現しています。同ソリューションは、あらゆるシナリオ、すべての電力網の状態、そして発電、送電、配電、消費という電力のライフサイクル全体に対応するグリッドフォーミング機能を備えています。つまり、Huaweiのスマートストリング・グリッドフォーミングESSは、あらゆる状態の充電率(SOC)および短絡容量比(SCR)の範囲において、常に安定したグリッドフォーミングを実現できるということです。また、継続的な技術進化に対応可能な将来性も備えています。

  • 発電側では、同ソリューションはあらゆる電力網に適応可能で、電力を安定的に送電できます。電圧、周波数、電力位相角の制御機能およびその運用効果は、同期調相機と同等です。グリッドフォーミングESSソリューションは、保守が容易であり、ライフサイクル全体にわたる投資コストも低減できます。
  • 送電・配電側では、同ソリューションは電圧と周波数の安定化、ブラックスタートの対応、そして負荷中心における電力供給の脆弱性の緩和を実現します。電力市場がエネルギー市場や容量市場から、無効電力や慣性サービスなどの補助サービス市場へと拡大する中、Huaweiのスマートストリング・グリッドフォーミングESSは、顧客のニーズに応えるべく進化を続けています。同ソリューションは、多様なビジネスモデルに対応可能な単一のプラットフォームを提供し、柔軟な進化を支援します。
  • 消費側では、オン/オフグリッドのシームレスな切り替えと安定したオフグリッド運転により、再生可能エネルギー100%で稼働するマイクログリッドの実現が可能となります。


マイクログリッドシステムが経済性と安定性の最適なバランスを実現するためには、階層型制御が極めて重要です。Huaweiのマイクログリッド制御システムは、時間軸に基づく制御と機能の実装を綿密に考慮し、安定したグリッドフォーミング制御、効率的な協調制御、知能的な最適ディスパッチの三層構造で構成されています。これは、鉱業などの産業における低炭素かつ効率的なエネルギー転換を強力に技術面で支援します。


商業・産業(C&I)向けの持続可能な運用を実現するために設計されたHuaweiの215 kWhスマートハイブリッド冷却ESSは、能動的な安全性、卓越した品質、そして高い収益性を備えています。

  • 能動的な安全性:Huaweiは、「セルから消費まで(C2C)の二重リンク安全アーキテクチャ」という概念を提唱しており、これはセル、パック、システム、消費の各段階における電気的および熱的なリンクの安全性を指します。このESSは、UL 9540A、VDE-AR-E 2510、CEなどの規格に適合しており、TÜV RheinlandによるL3最高安全認証(Prime safety)を世界で初めて取得した製品です。
  • プレミアム品質:同ESSは、50℃*の高温環境や標高4000 m*の高地においても出力低下なく安定して稼働します。
  • 高い収益性:独自のパックレベル最適化技術はバージョン2.0にアップグレードされ、91.3%*の往復効率(RTE)および100%の放電深度(DOD)を実現し、ライフサイクル全体を通じてより多くのエネルギーを有効活用できます。

* 詳細は製品カタログをご覧ください。


新たに発表されたホームエネルギー管理ソリューション 6.0は、グリーン発電とインテリジェントなエネルギー消費の両方をカバーし、グリーンな家庭用エネルギーの先端をリードしています。このソリューションには、住宅用ESS「LUNA S1-7kWh」などの新製品がフルラインアップで含まれています。このESSは、業界をリードする長期保証を備え、業界平均と比べて40%以上多くの有効エネルギーを提供し最大252 kWhまでの需要に応じた容量拡張が可能です。また、同製品は小規模な商業・産業用途や住宅用のさまざまなシナリオにも対応可能です。Huaweiの住宅向け展示エリアでは、40 cmの浸水、5トンの圧力、耐風砂性、極寒環境など、過酷な条件下における同製品の信頼性と高品質を体験できるデモンストレーションが行われています。

エネルギー転換は単なる技術革新にとどまらず、持続可能な発展を実現するための世界的な取り組みでもあります。Huawei Digital Powerは今後も技術革新を継続し、「4T」技術(ビット・ワット・熱・バッテリー)を統合し、世界中の顧客やパートナーと連携しながら、あらゆるシナリオに対応するグリッドフォーミングソリューションを通じて新たな電力システムの構築を加速していきます。