政府助成金により、日本でのSAF生産が加速、ランザジェットの次世代技術を活用する予定

シカゴ、2025年2月24日 /PRNewswire/ — ランザジェット(LanzaJet)は本日、持続可能な燃料技術および燃料生産の分野でのリーディングカンパニーとして、コスモ石油株式会社(コスモ石油)が、三井物産株式会社(三井物産)と共同で開発するプロジェクトにおいて、経済産業省(METI)の2024年度補助金の対象に選定されたことを発表しました。本プロジェクトでは、ランザジェットの技術を活用する計画となっています。本補助金の獲得は、日本国内における大規模なSAF生産の推進と、航空業界向けSAF供給の拡大に向けた重要な転機となります。

「本日の発表は、日本におけるSAF生産および業界の拡大に向けた重要な節目を示すものです。アルコールを原料としてジェット燃料に変換するランザジェット独自のアルコール・トゥ・ジェット技術は、持続可能な成長と代替燃料の目標に向けた各国政府および世界の航空業界の高い需要に応えるために貢献しています。」と、ランザジェットの最高経営責任者であるジミー・サマルツィス氏は述べました。「コスモ石油、三井物産、日本政府の取り組みを支援しながら、国内SAFの開発を加速させ、エネルギー多様化が進む航空業界の発展に貢献できることを期待しています。」

世界的なSAF需要は急速に拡大すると予測されており、日本は2030年までに石油由来燃料の10%を代替燃料へ転換する目標を掲げています。コスモ石油は、ランザジェットの独自技術であるエタノールからSAFへの転換技術を活用する計画であり、同社のプラント運営、燃料品質管理、物流に関する専門知識と、三井物産のエタノール調達力を組み合わせ、本プロジェクトを推進します。これにより、日本の成長するバイオ燃料分野において、大規模なSAF生産施設を確立し、新たな事業機会を創出することを目指しています。

本プロジェクトが完了すると、2029年より坂出物流拠点において、年間約15万キロリットルのSAFおよび1万7,000キロリットルの再生可能ディーゼルを生産する予定です。

ランザジェットについて

ランザジェットは、代替燃料技術のリーディングプロバイダー兼生産者であり、特許取得済みのエタノール由来のアルコール・トゥ・ジェット(ATJ)技術を有しており、本技術には、Technip Energiesのエタノール・トゥ・エチレン技術が含まれています。ランザジェットは、SAFおよびその他の代替燃料技術の生産と導入を加速させることで、世界経済の変革に不可欠な基盤を築き、次世代に向けた新たな機会を創出しています。ランザジェットは数多くの国際的な評価を受けており、最近では2024年の「最も影響力のある企業100社(TIME100 Most Influential Companies 2024)」に選出され、S&Pグローバルより「今年の急成長企業(Rising Star Company of the Year)」に認定されました。詳細については、https://www.lanzajet.com/ をご覧ください。

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